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**このブログではPR広告を掲載しています** テレビドラマの相棒シリーズの感想を書いているブログです。 *Comment is approval system!*

【相棒02 #14】「氷女」

今日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第14話「氷女」です。
2004年1月28日に本放送がありました。

回想というか想像
深冷液化ガスどころの騒ぎじゃなかったwwww
確かに、ガスでも心臓までってのはなかなかむずかしいかもしれないのですが。
あー、書いていて寒いです!!なして今日放送するし。
巨大な装置・・・お昼とは言え、今日放送するには寒いです右京さーん(苦笑)


前後のお話はこちらからどうぞ
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【相棒02 #04】「消える銃弾」

今日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第12話「消える銃弾」です。
2003年11月5日に本放送がありました。

回想
これも漫画での印象が強いですね。
晴美>孝一>ケイコの三角関係のようでいて、それだけでもないというか。
っていうか、どう聞いたのか知りませんけれど、被害者の体内から別の動物のDNAのくだり。
よくそっから骨でって思いつきましたよね右京さんも。
もしかしたら、ちゃんと詳しく言うのかもしれませんが、普通は胃か腸の中でって思うんじゃないかなーと。

今回のキーワードは硝煙反応について。
知っておくと、今後の相棒、事件物が少しは読める・・かも!?

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以降ネタバレ注意です。
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【相棒2 #3】「殺人晩餐会」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第3話 「殺人晩餐会」です。
2003年10月29日に本放送がありました。

感想な回想
事件は以下参照ということで、特命カップルのラブラブに付いて書きます。
これも、漫画化されているので、私は漫画の方が印象強くなっちゃんで、もし、放送と異なる部分がありましたら、放送ではこうだった!なご報告をぜひお願いしますね。

雷が怖いたまきさん
たまきさんの弱点。
思わず右京さんにしがみついて・・・
相変わらずですねえとかいう右京さんが優しそうなので一発殴りたい<ぇ

お部屋の割り当ては・・・?
土砂崩れで帰ることができないハプニング
お店は宿泊もかねているので、用意はできますってんで。
とはいえ、一人一部屋というのもなんなので、さてどうするか。
男女別?という薫ちゃんに、美和子さんが気を利かせてカップル同士で。
右京さんもたまきさんもまんざらではない風で・・・
本当、なんで別れたんだこの二人。
や、ずっとべったり一緒にいると大変だからということなのかもしれないけど。

冷凍肉を凶器にするって話がありましたよね
それのアレンジなのか否か。
イカも、凍らせると強くなるんですねえ。いや、頭部分からっぽなので、どうなのかなって。
出す前か?
しかし、茹で加減の違いだけで、美味いまずいがわかる亀ちゃんの舌は怖いですね。
それを事件につなげることができれば、あんたも名探偵なんですが・・・
そこができないのが亀ちゃんのいいところか<?
あ、今回が初なのかな。亀ちゃんの思わぬ特技が判明したのは。

動機は別に
また今回も典型ですね。
あからさまに、今回は特命の前で、お家騒動してると。
その中で、候補の一人がなくなったと。
そりゃー、普通はその騒動の関係だと思いますよね(苦笑)
まさか、それとは別に、被害者とある人物にミッシング・リンクがあったとは・・・っていう。





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粗筋
  右京(水谷豊)、薫(寺脇康文)、たまき(高樹沙耶)は、美和子(鈴木砂羽)がどうしても来てみたかった、という山中のレストランで食事を。
世界的なグルメガイドで唯一日本のレストランで三ツ星の評価を受けた高級店だ。
味にはうるさい右京もさすがに感心しきり。
が、薫は黙々と食べるだけで美和子は不快感を露にして…。

 そのとき男女2人ずつの客が店へやってきた。
なにやら生け花の流派・黛流の次期家元をめぐって言い争っている。
しかし、その中のひとりの男は、自分が次期家元の候補に上がっているにも関わらず会話に参加するどころか、最低のマナーを見せつける。
とても生け花という感じではないが…。


 そんなときシェフの庚塚(大高洋夫)が、雨が激しくなりレストランへの道が土砂崩れで使えなくなってしまったと伝えに来る。
店の計らいで一晩店の施設に泊まることになるが、携帯電話も通じないため、黛流の4人は電話をかけるためか、一人ずつ席を立っていく。

 右京らがヤリイカの料理を食べていると、マナー無視の男・幸吉(渡辺哲)の刺殺体がエントランスで発見される。
外は土砂降りで道は通行止め、さらに何者かが侵入したあとも残されていないことから、犯人は店内にいる誰かとしか思えない。
店にいる人間は互いに疑心暗鬼になって…。

 殺された幸吉は、亡くなった黛流家元の実の弟。
事務長の功(西田健)が次期家元にと強力に推していた人物でもあった。
しかし、若いころに黛流を飛び出し、今は建築会社で現場監督をしているという幸吉を家元になど、と筆頭師範のゆり子(山口美也子)、亡くなった家元の愛人の子・恵美(西尾まり)は猛反対。
それぞれ次期家元に立候補していた。
今日はその話し合いのために集まったらしいが、幸吉が家元になれば黛流の利権が握れる功を含めて全員に動機があることになる。
右京は3人に席を立った理由を聞くが、それぞれが電話をするためと答える。
幸吉が殺されたのは3人がそろって席につくまでの間。
ということは、それぞれにアリバイがないことになる。
犯人探しはますます混迷する…。

 右京らは凶器を探すが、功らの持ち物から凶器らしいものは発見されない。
また幸吉のバッグから菓子類が見つかったことから、幸吉が糖尿病だったことがわかった。
そして容疑者の一人ゆり子が幸吉へ脅迫状を送っていたことも発覚。
一同のゆり子への不信感は高まるが、むしろ右京は幸吉が重い糖尿病であること、そしてこの店を予約したのが幸吉であること、そんな事実に疑問を抱くようになる。

 シェフの庚塚とともに右京と薫は厨房を訪れる。
地下にある野菜室も調べるが凶器となりそうなものは見つからない。
そんなとき、ふと右京は厨房のなべに眼を止めた。
なべの中には事件が起こる前に一同が食べたイカの料理の煮汁が残っている。
微妙な火加減が必要なので、この料理を作っている最中は厨房を離れられないと庚塚は言う。
となると、シェフの庚塚が土砂崩れの一報を伝えにダイニングへ来ていた際、席を立っていたゆり子がますます怪しくなる。
しかし右京はおもむろに冷凍室を開け、

「やはりそうですか…」

と何かを確信する。


 ダイニングへ戻り、一同と合流した右京は幸吉の立ち振る舞いを分析し、幸吉がグルメガイドの覆面審査員・インスペクターであることを突き止める。
一同は店での態度が悪かった幸吉が、実はインスペクターであることに驚く。
今回の殺人は生け花の次期家元騒動が動機であると見られていたが、俄然インスペクターと利害関係がある人物が怪しくなってきた。
シェフの庚塚である。

 幸吉が電話していたのは自分がインスペクターとして働いているグルメガイドを発行している会社だった。
その内容は庚塚のレストランの評価を三ツ星から星をひとつ減らすというものだった。
たまたまそれを聞いてしまった庚塚は気が動転し、手に持っていた食材の冷凍イカで幸吉の腹を刺してしまったという。
凶器のイカはそのまま料理に使用したが、最後に鍋に入れたので煮る時間が不十分だった。
実はそのイカは薫が食べており、それまでおいしそうに料理を食べていた薫がその料理だけはあまりおいしくないと言っていた。
右京は薫の舌を信じ、イカの料理に不信感を抱き、凶器の発見へとつながった。

 そこへ何も知らないギャルソンの榎並(二瓶鮫一)が宿泊の準備が整ったことを伝えに来る。
庚塚はレストランの近くに自宅があるが、最後の夜を自分のレストランで過ごせるように、と右京はシェフと一緒の部屋にしてくれと申し出る。
庚塚は右京たちと店先のデッキに出て、夜空を見上げてつぶやく。

「初めてです。こんな風にここから星を見たのは…。きれいなんですね。星って…」

(つづく)

ゲストとキーワード
(1) 正体不明の男
  大曲幸吉 / 渡辺哲
(2) 生け花『黛流』・事務長
  沼 功 / 西田健
(3) 生け花『黛流』・師範
  藤間ゆり子 / 山口美也子
(4) 生け花『黛流』・師範
  滝沢恵美 / 西尾まり
(5) 『オーベルジュ・ド・コーヅカ』ギャルソン
  榎並昭夫 / 二瓶鮫一
(6) 『オーベルジュ・ド・コーヅカ』シェフ
  庚塚英明 / 大高洋夫

オーベルジュ
フランス語で宿泊施設のあるレストランのこと。
オーベルジュは”Auberge”と綴り、フランス語でユース
ホステルのことは”Auberge de Jeunesse”という。

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【相棒2 #8】「命の値段」

今日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第8話「命の値段」
です。
2003年12月3日に本放送がありました。

回想な感想
お金が欲しかったわけではない
ともすれば、そう摂られがちというか、本当はソウなんでしょ?なんて悪意に満ちた質問がでることは必至なのが痛い。
命の価値は同じであるはずなのに、価値を表してみたらこんなにも違う。
悪いのは運命なのか。

命の値段
保険金を上手いこと利用したスタッフの罠(笑)
同じ事故だけならまだしも、同じ父親から生まれた人間。
ともすれば、兄弟だった(いや異母兄弟には違いないけど)として、同じ家庭だったら同じ保険金になるのは必至とはいわないまでも、高確率ですよね。
これは、保険会社が一番悪いのか・・・?と、やや突っ込みたくなってしまいます。

とはいえ、もともとの掛け金というか、保険のプラン、内容がもしかしたら違うものだったという可能性があるわけで(篤志さんのほうも喜一さんが決定・支払いしていたとかじゃないよね?)。
そういう点では、支払金が異なるのは仕方がないのでは?と冷たくなってしまいがちでもあり、そこはまた相棒らしさとでもいえばいいのか。うーん。
当時は感動物だったのかもしれないけど、今見てみると、どうなのかな。一歩引いて観れる感じ。

贖罪
これもパターンだな。過去の罪の償いのために、代わりに今の罪を被るって言うの。
もうこの時点で、ああ、犯人は別にいるんだろうなって言う視聴者経験をリセットしたいものだ。証拠や刑事の勘とかですらないからなあ。右京さんに怒られるなこれwwww
しかしこれで、本当に喜一さんが犯人だったら・・・面白くないか。<この感想もある意味酷いよねw
とはいえ、右京さん、それでは何の償いにもなっていない!!とか怒るのではなく、
罪を被ろうと思ったことで(篤志さんの)父親になれたと、なんだか慰め気味なのが珍しい気がします。
事実が明るみになったことで、喜一さんが激怒していたから、怒り返すのはなんだと思ったのか。諭した方がいいと思ったのか。




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粗筋
 大企業・神田グループのトップ、神田喜一(中原丈雄)が人を殺したと自ら通報してきた。
酔っていたため記憶ははっきりとしないが、庶民的な飲み屋が並ぶ人生横丁で行きずりの男をビール瓶で殴り殺してしまったという。

 しかし神田ともあろう人間が庶民的な人生横丁などで酒を飲むのだろうか。
不審を抱いた右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)とさっそく聞き込みを始める。
が、どの店にも神田がやってきたという形跡はない。
神田の妻・礼子(五十嵐五十鈴)の話では神田が家を出たのが深夜1時ごろ。
自宅から人生横丁まで車で1時間はかかるが、人生横丁の店は遅くても深夜2時には閉まってしまう。
ということは、神田は人生横丁で酒など飲めるはずがない…



 さらに右京らは被害者の久保田(吉満涼太)が勤務していた保険会社を訪ね、久保田が神田の息子・陽一郎(村内貞介)の死亡事故の示談を担当していた事実をつかむ。
陽一郎は5人のうち2人が死亡するモーターボートの事故に巻き込まれて死亡していた。
しかし既に賠償額3億円で示談は済んでいるようだった。

 そして右京と薫は神田にすべての事実をぶつけると、神田はあっさり意図的な殺害だったことを自供。
「たった一人の跡取り息子の賠償額がたった3億だったから」と動機を説明する。
これで事件は解決、と手柄にしようとする薫だったが、右京はなぜか納得していない。
賠償金の額に不満があれば、示談に応じる必要はないはず。
保険会社の関係者も、なぜ神田が今さら…と首をかしげる。
ただ、陽一郎といっしょに亡くなった辻篤志(村内貞介=二役)という青年の方はまだ示談が済んでいないことが判明。
右京らは篤志の母親を訪ねることにする。

 篤志の母・真理子(麻丘めぐみ)は人生横丁で飲み屋を経営。
示談が済んでいないことを聞くが、まだお金のことなど考えられないから、と素っ気無い。
が、店に飾ってあった篤志の写真が陽一郎と似ている、という薫の言葉にヒントを得た右京は、神田と真理子がかつて恋人同士であり、篤志が神田との間に出来た子供だったことをつかむ。

 そんな事実を真理子にぶつけると、真理子は神田が事故のあと自分たちを捨てた罪を償いたいとやってきた事実を明かす。
しかし、母子そろって捨てられた恨みはそう簡単に晴れるものではない。
真理子はすげなく追い返したが、事件があった日もしつこく神田は店に来たという。
やはり神田は誰かをかばって殺人を自供したに違いない。
右京らは再び神田を訪ね、事件の真相を聞き出そうとするが、神田は殺したのは自分だと言い張る。

 特命係に戻った右京と薫はテレビで一連の神田喜一に関するニュースが流れているのを見る。
その中でアナウンサーが神田の息子・陽一郎の示談金が2億5千万円近くになると言っている。
ということは同じ事故で亡くなった篤志にも同じ額の示談金が支払われるのだろうか…。
そのニュースから右京は重大な手がかりをつかみ、薫とともにあらためて真理子のもとを訪ね事件について追求すると、真理子は観念したように自白を始めた。

 真理子は計画的に久保田を呼び出し、殺害したという。
そして神田がたまたまその現場に鉢合わせ、一緒に死体と凶器の破片を運び出し、そして神田は真理子の代わりに自首したのだという。
そして真理子が久保田を殺害した理由、それは神田の息子・陽一郎と自分の息子・篤志の示談金の差だった。
神田の息子・陽一郎の示談金が2億5千万円近くなのに対し、久保田から提示された自分の息子・篤志の示談金は2千5百万円ほどだった。
まったく同じ事故で同じ年の人間が死んだにも関わらず、示談金は10倍も違う…。
しかも実は二人とも同じ神田喜一の子供…。
その事実に耐えられなくなった真理子はとっさにそばにあったビール瓶で久保田を…。

 お金がほしかったわけじゃない。
ただ自分の子の命の値段を勝手に決められて、しかもそれが神田喜一の息子の10分の1。
二人は同じ男の子供だというのに…。
しかしそれが人を殺害する理由にはならない。
それに神田に罪を着せたその瞬間、あなたは息子の命を利用したのではないか。
そう言われた真理子は愕然とし、その場に崩れてしまった…。

 そして真理子が自首し、神田喜一は釈放されることになる。
神田はなぜそのまま自分を犯人にしてくれなかったんだと憤慨する。
神田は昔裏切ってしまった真理子へのせめてもの償いを果たしたかったらしい…。
しかし自首しようと思ったその瞬間、やっと神田は篤志の真の父親になれたのではないか。
右京がそう神田に告げると、神田の目は涙で一杯になった…。
(つづく)

ゲストとキーワード
神田グループ会長
神田喜一 / 中原丈雄
飲み屋の女主人
辻真理子 / 麻丘めぐみ

人生横丁
小さな店が軒を連ねる飲み屋街。
雑多な雰囲気が漂う。
毎晩多くの人で賑わっている。
神田喜一が久保田正を殺害した場所。

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【相棒2 #20】「ニ分の一の殺意」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第20話「ニ分の一の殺意」です。
2004年3月10日に本放送がありました。

感想な回想
女の執念は恐ろしいのよー。
世の中の男性諸君、よく覚えておきなさいー。

なんつって。
動機はベタですが、愛情が絡んでいるから、ゆえに、メジャーに、不動の人気を誇る?動機なのです。
ゆえに、すきですねえ。

双子といえども、違う部分もある。
今回は、妹さんの方が几帳面という性格というほころびができてしまいました。
まったく違う性格という双子さんも少なからずだし、なかなかこれで完全犯罪というのも難しいのかもしれないですね。

私も恨んでいる
妹さんが、アリバイを崩されて後、坪井さんに復習をしようとする。
本人の恨みもあったんでしょうけど、自分の失敗の所為でばれてしまったお姉さんへの贖罪のような気持ちも合ったのではないかなと思います。お姉さんは、その几帳面さを羨ましがっていたようですし。
妹さんが復習をしようとして、それを知ってお姉さんに悲しい笑みがというくだり(粗筋末尾)はなんだか切ない感じがします。

2倍の殺意
なんというか。
妹さんも坪井さんを恨んでいたわけで、
サブタイトル、殺意が半分というのはなんとも酷い言い草ではないかと思わなくも無い。
まあ、特命や警察からすれば、どっちかが犯人、つまり、どっちかは殺意を持っていないっていう見方になるので、そういう点では、あってはいるんですが。
実際は、どっちも持っていたわけで。
殺意に量があるのかという疑問はありましょうが、半分ではなく、二人分の真実でいいですよね。
・・・2倍って書いたらどっちも悪いのではと名推理を働かせる探偵さんがいるからかしらん?

ヒロコママ
この人も出てこないな。
ソンのときに出てきたっけ??
ヒロコママの趣味がわからんけど、今回のような、青年実業家さんに興味があるのなら、ソンとかカイト君とかにも興味持ちそうな気がするんだよねー。
面白いので、彼・・・失礼、彼女にも再登場していただきたいものです。



粗筋
オカマバーのママ・ヒロコが思いを寄せていた青年実業家・坪井を歩道橋から突き落とした容疑で拘束された。
しかし、ヒロコは坪井の後をつけたことは認めたものの、歩道橋から突き落としたのは別の女性だと証言。
薫に助けを求める。
が、状況的にヒロコは不利。
そんな中、右京はヒロコの証言をもとに女性の似顔絵を作らせると、その女性が坪井との間で仕事上のトラブルに巻き込まれていた留奈であることを突き止める。
右京らは留奈と会い事情を聞こうとするが、なんと留奈には留美という双子の妹がいることがわかった。

 ヒロコも坪井を突き落としたのは留奈なのか留美なのか区別がつかない。
事件発生時、留奈はとある喫茶店にいたとアリバイを主張。
しかし、妹の留美も留奈が行っていたという喫茶店に自分も行っていたという。
もちろん喫茶店の店員には客が2人のうちのどちらなのか見分けがつくはずがない。
 留奈か、留美か、
どちらかが犯人ではあるものの、どちらとも喫茶店にいたと言っている以上、特定することができない。
ということは、訴訟も出来ず完全犯罪が成立することになってしまう。
さすがの右京も2人の巧妙な“口裏合わせ”に脅威を感じる。

 万策尽きた右京は、現場ではなく喫茶店を訪ね、留奈と留美のどちらがいたのかを証明しようとする。
しかし、指紋採取の結果、出てきたのは留奈、留美両方の指紋が。
さらに当時の喫茶店の状況を個別に聞くと、それぞれにまったく同じ答えが返ってくる。
どうやら口裏合わせも完璧らしい。
 右京は強い信念のもと、さまざまな角度から事件を見つめ直すが…。

 被害者の坪井の意識が戻った。
が、その坪井もどちらが犯人か特定できないという。
「留奈にそんなに恨まれる覚えもない。妹の方とも仕事上で何度か会っていますし…」。

 なぜか歯切れの悪い坪井の証言に右京は不審を抱く。
 どんなに似ていても2人が別人であることは間違いない。
留美の部屋を調べた右京は、留奈に比べて几帳面な彼女が半透明の傘が並ぶ中に1本だけ透明の傘があることに不審を抱く。

 留美が喫茶店にいたことが証明された。
喫茶店で半透明の自分の傘を他の客に持ち去られ、やむなく透明の傘を持って返ってきた留美。
傘を間違えて持ち去った客を突き止め、半透明の傘を調べると留美の指紋が検出された…。
すべては「几帳面な留美が半透明以外の傘を買うはずがない」という右京の推理のおかげだった。

 事実を突きつけられた留美は言葉を失い、犯行を認めた留奈は妹への憎しみを露骨に現す。
なんでもきちんとする妹が憎らしかった、と。

 事件は解決、と思った矢先、留美が坪井を殺そうとする事件が…。
実は坪井は留美とも関係を持っており、姉の2人をもてあそんだ坪井への恨みを晴らそうとしていたのだった。
坪井の曖昧な証言などから、その事実をつかんでいた右京の機転で、留美は間違いをおかすことなく救われる。
署へと連行される留美。
その姿を見た留奈の顔には悲しいほほ笑みが。
姉の憎しみもようやく消えようとしていた…。
(つづく)

ゲスト
双子の姉・妹岡村留奈・留美 /吉本多香美




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