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【相棒2 #18】「ピルイーター」

今日の相棒セレクション(再放送)は、season2より第18話「ピルイーター」です。
2004年2月25日に初回放送されました。

感想的回想
ふわーん、大河内にーちゃーん!!!(泣)
・・・朝っぱらからくどくてスイマセン。
多分、以降、もっとくどいので、そこらへんはよろしくお願いします。
管理人は、腐女子フィルターかけたり外したりするので、そういうのは大好物と不謹慎で申し訳もありません。

湊が女と心中するとは思えない
湊が女と心中するとは思えない
上のだけでも、大河内さんはいい上司というのがある。
後シーズンになってきて、右京さんの無茶ブリに応えるとか、そもそも監察官としての職務成績とか、真面目で優秀ないい人というイメージがあり、ある種の理想像という感じがあり、好きなキャラです。イタミンには負けるけど(あくまで個人評です)
ゆえに、真面目ゆえに、こういうこと(同性以前に不倫っていう)に悩んじゃって、しかも事件の原因になっちゃって、悩むのがなんか可哀相というかなんというか。
真面目サンだけにそういう不幸な役回りを与えられている気がしないでもないというのがとても同情的な今回です。

ソンとの関係
今回とは関係ないけど、今回のことがあったので、甚だ腐アンテナが反応してだな・・・
サッチョウ組みっていう関係だけなんですけど。
剣道の稽古にお付き合いさせたり、何かって言うと、バー?で密会してたり。
神保さん(大河内さんの中の人)は、恋人目線だけじゃなくて、親とかそういう家族的な目線でもってみているのでは?みたいなことを、どこぞのインタビューで応えておられましたが。さて。

ピルイーター
薬物中毒とかの意味でしたっけ?直訳でも薬食べる人なので。
しかし実際は、大河内さんがいつも食べてるのは、ラムネとかとか、全然関係ないのだったわけですが、さてどうして今回のサブタイトルなのでしょうかと考えて。
恋愛とはそういう感じなのかなー。とか。
あるいは、大河内さんの恋愛感がそういう感じなのかなーとか。
依存しちゃうって言うか。
だから不倫になろうとも止められないというか。
それでいて、悩まざるを得ないから、やっぱりいい人なんだと思う。
悩むぐらいならするな!とか、怒る気にはなれない。

良くも悪くも、純な人
大河内さんについて。
真面目というよりは、実は純粋なのかなーって。
純粋だから、倫理に反する行為でも、せざるを得ないって言うか。
でも、真面目なので、背反行為が気になってしまうっていうか。
私は、思うに、相棒では、純な人・シーンが好きなのかもしれない。
イタミンとか典型ですからね。
思い返すと、あなたの正義を問うっていうか、あなたの純真な、本当の気持ちを問うているところがすきなのかなって。
まあ、そういうのがあるので、犯人にも同情しがちなんですけど。

隠したことが問題
同性愛は問題じゃないけど・・・
って前おきすると、やや問題ありき?なな気がしないでも無いです右京さん。

女性二人
なんというか、んー。
今回、完全に被害者っぽくなってますが、お二人にも非はあるような気がしないでもないような。
奥さんは勝手に勘違いって、それこそよくある話だし。
里香さんも、思いを寄せていたらしいのは本当なので?
単なる恋愛沙汰にしないのが、相棒の怖いところではありますけれども
・・・私は完全に大河内さんの味方になってるのかもしれないな。



本日のあらすじ
 警視庁警務部勤務の湊とOLの里香の心中と思われる遺体が発見された。
小指と小指を靴紐で結び、かみそりで頚動脈を切っていた。
妻のある湊にとって里香は不倫相手。
しかも無理心中とあっては警察にとって大スキャンダルになってしまう。
上層部は心中ということで細かいことには目をつぶろうとする。

 そんな中、湊の上司だった大河内が特命係にやってきた。
「湊が女と心中するとは思えない」という大河内は、右京と薫に調べて欲しいという。
断れば聴聞会にかけられる可能性もある。
右京らは大河内の依頼を引き受けることにする。

 改めて遺体を調べた右京らは里香の傷が自分でつけたものではないことを確認する。
どうやら先に里香を殺してから、湊が自殺したらしい。
これが無理心中ということになれば殺人事件だ。
捜査一課の伊丹らも動き出す…。

 里香がアルバイトをしていた店のママによると、湊が里香に一目ボレし、二人の関係が始まったらしい。
里香もすっかり湊に惹かれていたようだったが、肉体関係はなかったという。
そんな2人がいきなり無理心中などするのだろうか?
しかも、積極的だった里香からではなく、湊から無理心中を仕掛けるとは…。
右京らは首をかしげる。

 事件を無理心中で立件しようとする動きの裏には上層部の権力争いが絡んでいるという情報も入る。
様々な思惑が絡み合う中、捜査を続ける右京と薫は、現場検証の写真からホテルの部屋に湊と里香以外に誰かが来ていたことをつかむ。
男と愛人、そしてもう一人となると、男の妻である可能性が高い。
右京らは湊の妻・杏子が事件に深く関わっているのではないかと推理する。

 妻なら夫の浮気相手を殺す動機は十分ある。
さらに自分を裏切り浮気をした夫自身のことも許せずに殺害してしまった。
そして二人を無理心中したように偽装し、罪を逃れる…。
そんな犯行を予想する薫だったが、右京は否定する。
浮気相手を憎んで殺害した妻が、夫と浮気相手が愛し合っていたことを認めてしまうような心中を偽装するだろうか?
右京は湊が自殺し、湊自身が心中を偽装したのではないかと考える。

 右京らは急いで湊の妻・杏子の自宅を訪ねる。
が、杏子はいない。
大河内も様子を見に来ており、三人は部屋の中を調べる。
すると白い封筒が見つかり、中には杏子が書いたと思われる便箋が入っていた…。
右京がその内容を読もうとしたその時、薫が杏子を発見する。
風呂場で手首を切って絶命している状態で…。

 便箋には、里香を殺害したのは杏子だと書いてあった。
あの日、杏子はホテルの部屋に湊と里香を別々に呼び出し、二人に別れるよう嘆願する。
しかし逆に里香も杏子に対して湊と別れてほしいと言い出す。
そしてその状況に耐えられなくなった杏子は、思い余って持っていた剃刀で里香の首筋を切りつけてしまったという…。
杏子はしばらく呆然としていたが、湊に促され部屋から出る。
そしてその後、湊は里香と無理心中を図ったように見せかけ、自殺したのだった…。


 杏子の死で、事件は終焉を迎えた。
しかし右京は湊の自宅で杏子の死体が発見されたとき、大河内がベランダで一人泣いていたことに何か引っかかるものを感じる。
我々は本当に事件の真相に辿り着いたのだろうか?
そんな疑問を抱いた右京はあらためて大河内のもとを訪ねる。
確かに手紙は杏子によって書かれたもので、その内容も事実である。
ただ湊と里香の間に肉体関係はなかった。
もちろんプラトニックな愛情を否定する気はないし、倫理観が邪魔したのかもしれない。
しかしそれならば湊が里香のために自殺し、心中に見せかけるような真似までするだろうか。
里香はカモフラージュでしかなく、本当は他に隠したい浮気相手がいたのでは。
右京はそんな考えを大河内にぶつける。

「やつが女と心中するとは思えない」

湊と里香の死体が発見されたとき、大河内は右京にそう言った。
普通に聞き流せば、それは湊が心中などするような人間じゃない、という意味に取れる。
しかし“女性”とは心中しない、そういう意味だったとしたら?
右京は湊の浮気相手は“男”だったのではないかと考えた。
もしそうだとしたら妻である杏子にはどんなことをしてでも隠しておきたいはず。
もちろんだからと言って事件の結果は変わらない。
しかしもし本当にそうだとしたら杏子は勘違いで殺人を犯し、自殺してしまい、里香は奪われる必要のない命を奪われたことになり、二人の死はまったく浮かばれなくなってしまう…。

 そんな話を聞いていた大河内は湊の本当の浮気相手、それは自分だと告白する。
男を愛した罪がこんな結果を招いてしまったのか、男を愛することは悪いことなのか。
そう自問する大河内だったが、右京は大河内に対して愛することは悪くないと言う。
そしてそのことを隠していたことも非難されることではない、と。
しかし隠しておいたことが今回の悲劇を生んだことは間違いなかった。(つづく)


今日のキーワード
無理心中
無理心中を図った者は殺人罪に問われるが、被害者に同意の上で殺害した場合には、その罪は刑法202条で6ヶ月以上7年以下の懲役・禁錮と定められており、通常の殺人罪より軽くなる場合もある。




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【相棒2 #7】「消えた死体」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第7話「消えた死体」です。
2003年11月26日に本放送がありました。

感想な回想
消えるの好きだな相棒wwww
昨日もそうだけど、このシーズン2では銃弾も消えるんだじょ。

まあ、消失はトリックの基本の一つでもありますからね<何、偉そうに

逆に、遺体のすり替えっていうと、現代では中々できないトリックですね。
今回は、葬儀屋さんという、用意しやすいものがありましたが、それにしたって、たまたまお葬式の以来がないとできないわけだし。
加えて、発見者さんとかが知り合いではない、もしくは、誰だか解らない状態にする必要があるわけで。今はDNA鑑定とかもしちゃうからなあ。
なかなかできないだけに、やって欲しいトリクでもありますね。

また、今回は、珍しく殺人事件ではないんですね。
加えて、彼らを苦しめた原因である悪徳金融の社長さんも逮捕されて、みんなちょっとは報われたかな?という、まあ珍しい(皮肉たっぷりに)ハッピーエンド寄りな話。

棺おけと死体偽装っていうと、フランセス・カーファックス姫の失踪((C)コナン・ドイル)とか思い出しますね。
あっちは、本物をいれちまおうってトリックでしたが。

しかし、お子弾の落書きで窮地を脱するとは・・・そこは右京さんが何とかこじつけて欲しかったなあ。なんてね。でも、そんなもんんか。
一方で、社長さんと顔見知りだった右京さん、実は悪人だと解ると手のひらを返しまくりで激怒ってのがなんか面白いwwwwまあ、このぐらいの暴走はあって然るべきですが。


粗筋
 薫(寺脇康文)のもとに真子(宮沢美保)が久しぶりにやってきた。
「私…、あの人と別れようと思って…」

 思いつめたような表情でそういう真子は、以前薫がヤミ金融で悪事を働いていたところを逮捕した栄一(マギー)と結婚。
真子は改心した栄一と北海道の実家で農業を手伝っていた。
が、真子によると栄一は半年前に友人と事業をやるからと上京してしまったという。
しかし栄一は予想通り事業に失敗。またヤミ金の世界に舞い戻ったらしい。
未練を残しながらも別れる、という真子を、薫は「あいつの目を見て確かめるから」と、思いとどまるよう説得する。

 さっそく栄一のアパートを訪ねた薫は栄一に説教を始めるが、その栄一から逆に相談を受けるはめに。
阿部賢(内野智)という男の部屋へ取り立てに行くと、部屋でその阿部らしき男の死体を発見。
死体の手には自分たちの取り立ての悪口を書き連ねた遺書があった。
栄一はその遺書を奪い取り、社長の多治見(若松武史)に報告。
しかし「まさか取り立てに失敗したんじゃないだろうな…。阿部が死んだ証拠を見せろ」と言われてしまい、証拠写真を撮りに再び部屋に戻る。
すると、なぜか死体がなくなっていたという…。
このままでは多治見に何をされるかわからない。
真子と今度こそやり直すから、と栄一に泣きつかれた薫は渋々調べることに。

 しかし薫が調べた範囲では、栄一が死体を見たとされる日に自殺もなければ、変死体記録も監察医務院の記録もない。
栄一が見間違えただけでは…。
薫は疑いつつも葬儀屋を営む阿部の自宅を訪ねる。
阿部の妻・由紀子(宮地雅子)によると、ここ数日阿部は帰宅していないという。
阿部が死んだかもしれない、という薫の言葉にも由紀子は「そうですか」と平然とした態度。
栄一らの悪質な取り立てに苦しんだこともあり、夫には愛想を尽かしているらしい。
そんな由紀子に薫は栄一の悪質な取り立てに対する被害届を出すよう勧めるが、もうそっとしておいて、となぜか消極的だ。

 万策尽きた薫は右京(水谷豊)に相談し、捜査に協力してもらうことにする。
右京の質問で栄一が阿部と面識がなかったことが判明。
ということは、栄一が見た死体は阿部ではなかった可能性もある…。
そして予想通り阿部の写真を改めて見た栄一は死体が別人であると証言。
どうやら阿部は厳しい取り立てから逃げるため、偽装自殺を図ったらしい。
身代わりの死体を用意できるとしたら、葬儀屋を営む由紀子があやしくなる。
しかし、由紀子は借金まみれの夫を憎んでいたはず。
そんな夫のために危険な橋など渡るだろうか。
疑問は残りつつも薫は右京とともに由紀子をマークすることにする。

 由紀子から栄一が死体を見た日に行われた葬儀を聞き出し、その家を訪ねて祭壇の写真を見せてもらう。
どうやら差段の種類は葬儀屋が決めたらしい。
その祭壇はよく見ると棺の上に祭壇がのっており、非常に珍しい形式だった。

 あらためて葬儀屋を訪れた右京と薫は、そこで由紀子に対してその葬儀の内容を追求する。
由紀子は祭壇を組む際、遺族を部屋から出て行かせていた。
そこで阿部と由紀子は遺体の入った棺とあらかじめ用意していたカラの棺をすり替えた。
そしてその遺体を阿部が自殺したように見せかけるために利用し、栄一はそれを阿部の死体と思い込んでしまった…。
翌日の葬儀が終わったあと、出棺の際に遺体の入った棺を元に戻し、事なきを得た。
そのように右京は推理する。しかし証拠がない…。

「必ず用意します。」
右京はそう言い、葬儀屋を後にする。
しかし本物の棺とすり替えた棺はどこに行ったのだろうか。
処分するには人目に付きすぎる。
だとすれば、その棺はまだ葬儀屋にあるのでは…。

 翌日、真子から電話を受けた薫は右京とともに真子と会う。
真子は薫に離婚届を差し出し、栄一に渡してほしいという。
薫は必死に思いとどまるように説得する。
そこでふと真子が言う。

「私たちに子供でもいれば、違っていたのかもしれませんね…」
右京は子供という言葉に反応する。
葬儀を行った八木家には幼い子供がいた…。
何か手がかりをつかんだ様子の右京は薫とともに葬儀屋を再度訪れる。
そして棺が保管されている倉庫に行き、多くの棺の中にひとつだけ小さく奇妙なマークが書かれている棺を発見する。
どうやらこのマークは葬儀を行った一家の子供が書いた落書きのようだ。
となると、この棺は葬儀を行った八木家にあったことになる。
決定的な証拠を突き付けられた由紀子はさすがに観念し、罰当たりなことをした…、と犯行を白状する。

 そして右京と薫が由紀子と栄一とともに倉庫を出ると、そこに栄一が働くヤミ金融の社長・多治見が現れる。
その男は以前右京が名曲喫茶で出会っていた男だった。
名曲喫茶で出会ったときは多治見と話があった右京だったが、犯罪者のことが許せない右京はその場で多治見のことを脅迫容疑で逮捕する。
そして栄一は晴れて自由の身となる。

 その後、栄一も脅迫容疑で逮捕されるが、執行猶予がつきすぐに釈放される。
阿部夫妻も死体遺棄と詐欺容疑で逮捕されたが、おそらく執行猶予がつくとのこと。
とりあえず万事解決した栄一は薫と右京に真っ当な仕事を探してやり直すという。
そんなやり取りをしているところへ真子が現れる。
真子ももう一度栄一とやり直す決意をしたらしい。
そして栄一と真子は右京と薫に頭を下げ、幸せそうな笑顔で歩いていった。(つづく)


ゲストとキーワード
ヤミ金の取立屋 若杉栄一 / マギー
ヤミ金の社長 多治見治 / 若松武史
葬儀屋の女主人 阿部由紀子 / 宮地雅子

090金融
連絡先として携帯電話の番号しか明かさず、高金利で貸し付け、悪質な取り立てまでする違法な金融業者のこと。
携帯電話の番号が090から始まることからその名がついた。
2004年1月には改正貸金業規制法が施行され、禁止される。




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【相棒2 #11】「秘書がやりました」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第11話「秘書がやりました」です。
2004年1月7日に本放送がありました。

感想な回想
あなたにぃ~、とぉってわたしぃ~、ただの、とおりすが~りぃ~~
ちょっと~、ふりむいて、みただけのいほぉ~じ~ん~♪

失礼しました(笑)

議員本人の名誉を守るためといえば聞こえはいいんでしょうが。
どっちかっていうと、次の議員になる息子さんへの配慮かなとおもいます。
あるいは、息子さんの秘書になる自分たちへの配慮か。
いや、なんていうか、そこまで議員本人を慕っていたのかって考えると・・・

うーん。私も亀ちゃん同様異邦人なのかもしれません。理解できない。
議員と秘書という関係だけではなんか、昔お世話になったとか、愛人でもあったとか、隠し子とか、
そういう背景ドラマがあれば、まだ解らなくも無いんですが。
議員がかわいそうっていうんじゃないからなんかなー。

なんやかんやで、奥さんも、”議員の”妻であることを優先した事件ってのが、やっぱり私異邦人。
奥さんは後悔しているっぽい?けど。
確かになー。旦那さんを腹上死させられて、でも、愛人さんは警察にいくっていってるんだから、殺してまでとめる義理は無いよな。

分けが解らない。
ゆえに、事件はこんがらがって難しくなる。
だから、逆に面白い。

他人の腹の中なんて解らないのが普通で。
復習とか快楽とか、わかりやすい、移入しやすいもので、犯人の気持ちを解った気になるのも悪くは無いですが、たまにはこういうのもいいのでは?と思います。


粗筋
 衆議院議員・蜷川輝政(十貫寺梅軒)の変死体が産廃処理場から発見された。
遺体は両手、両足など5つに切断された上にまっ黒焦げ。
鑑識の米沢(六角精児)から写真を見せられた薫(寺脇康文)は思わず目をそむけるが、右京(水谷豊)は冷静に分析し始め、さまざまな角度から撮られた写真を見つめる。

 どうやら政治家の汚職を常に追及していた蜷川は、かつて暴力団に襲われて重傷を負ったこともあるらしい。
今回も事件が明るみになってまずい関係者による謀殺という見方が有力なようだ。
しかし、右京は蜷川の遺体そのものに疑問を抱く。
切断するのも、焼くのも、遺体の身元を特定しにくくするため。
なぜ犯人は見ただけで身元がわかるぐらい中途半端に燃やし、せっかくバラバラにした遺体をまとめて捨てたのか…。

 蜷川の事務所を訪れた右京と薫は、三峰涼子(室井滋)、吉池昌夫(菅原大吉)、風間ひさし(木下政治)という3人の秘書と対面。
議員バッヂについて質問する。
「バッヂ?」訝る涼子らに右京は、蜷川の遺体に議員バッヂがなかったことを指摘。
蜷川の息子・輝明(久松信美)も背広なら必ずつけるほどバッヂを誇りにしていたのに、と首をかしげる。
秘書たちは一様に心当たりは無いというが、本人が取ったのでなければ犯人が持ち帰った可能性が高い。
が、謀殺事件なら逆にバッヂをつけておいた方が効果的なはず。
右京は改めて「謀殺事件とは思えない」と涼子らに告げる。

 父の後継者として出馬が決まった輝明に励まされ、右京らが事務所を出ようとすると、蜷川の妻・るみ子(今 陽子)が事務所にやってきた。
「あたしに見られるとマズイものでもしまいこんでいるかと思って」と、引越しのため荷物を詰めた段ボールを引っ掻き回している。
輝明は右京らの視線を気にしてあわてて止めるが…。

 依然として判然としない蜷川の死因に、右京は急性心不全などで急死したのではないか、と推理する。
だとしたら、犯人は殺人のように見せたかったということになる。
可能性としてなくはないが、なぜ犯人はそんなわざわざそんな危険を冒したのか…。
薫の疑問にさすがの右京も「わかりません」というほかない。

 それにしてもるみ子が言っていた「マズイもの」とは一体何なのか?
右京らは直接るみ子に質問をぶつけると、浮気の証拠を探していたのだという。
浮気をしていても秘書の涼子がすべて証拠を隠していたとか。
るみ子は議員秘書など議員のためなら妻も欺くし、世間も欺く、場合によっては議員本人を欺くこともある、と吐き捨てる。
永田町の常識は世間の非常識…。
その言葉を肝に銘じておけば事件も解決する。
そんなるみ子の言葉に、右京らは謎を解くカギを感じる。

 右京と薫は再び三峰とともに事件が起こったホテルを訪れ、三峰に蜷川が拉致されたとされる状況について問い質す。
どうやら蜷川は「お勉強の時間」と称して、ホテルの別の部屋で愛人と過ごしていたらしい。
しかしいつもは長くても2時間くらいで戻ってくるにも関わらず、その日に限っては3時間以上経っても戻ってこなかったという…。

 そんなやり取りをしていると、三峰の携帯に吉池から電話が入った。
吉池たちも警察の人間と話しているという。
右京たちがそこへ向かうと、警察の人間というのは伊丹(川原和久)と芹沢(山中たかシ)だった。
とあるマンションの一室でホステスの死体が発見されたのだが、なんとそのホステスの銀行口座に蜷川の事務所から500万円振り込まれていたという。
三峰によるとそれは“手切金”とのこと。
どうやらそのホステスは蜷川の愛人で、蜷川が拉致されたときに一緒にいたのでは?
しかも手切金が振り込まれたのは、なんと事件当日だったという…。

 「主人に酷いことした連中」。
その言葉の意味がわかった右京は薫とともにあらためてるみ子のもとを訪ねる。
やはり死んだホステスは事件の当日、蜷川と一緒にいたらしい。
しかも蜷川は拉致されたのではなく、心臓麻痺による死亡、いわゆる“腹上死”だった。
世間体の悪い亡くなり方なので、もちろん公表は出来ない。
ホステスの口座に振り込まれたお金も“手切金”ではなく、いわば“口止め料”。
そして本来ならばそのまま執務中の突然死とでも公表すれば済んだはず。
しかし秘書の三人は逆にその死を汚職追及の末に報復を受けた悲劇のヒーロー像を作り上げるために利用した…。

 やはり永田町の常識は世間の非常識だった…。
しかしならばなぜホステスは事務所から多額の“口止め料”が支払われているにも関わらず殺されなければならなかったのか。
少なくとも秘書の3人が殺す必要はない。
なんとホステスを殺したのはるみ子だった。

 蜷川の浮気の証拠を掴んでいたるみ子はその相手知りたさに、ホステスのもとを訪ねた。
口止め料が支払われていることを知り、秘書たちが何を企んだのかを理解した。
しかしホステスはそこで話が違う、警察へ行くと言い出す。
それを聞いたるみ子はとっさにホステスを黙らせないと、と思い近くにあった壷でホステスを殴り殺してしまったという…。
るみ子は、その時“妻”の立場でいられたらこんな馬鹿げたことはしなかったという。
“議員の”妻ではなく…。

「まるで異星人」。
薫は三峰やるみ子たちのことをそう言い放った。
しかし右京はこう答えた。

「向こうもそう思っていますよ。どうしてあの人たちには理解できないのだろうかって」
(つづく)

ゲストとキーワード
蜷川議員の第二秘書 三峰涼子 / 室井滋

議員バッヂ
国会議員が身に付けているバッチ。
正式には「議員章」という。
国会議員にとって身分を証明する唯一のもの。
たとえ総理大臣であっても、この議員バッチを付けていないと国会議事堂に入ることはできない。



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【相棒2 #5】「蜘蛛女の恋」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第5話 「蜘蛛女の恋」です。
2003年11月12日に本放送がありました。

本日も通常回一本のみ放送です。

感想な回想
あら・・・実際のって変だけど、ドラマでは亀ちゃんが雅美さんの言い寄られてしまうんですか。
あくまで主役は特命という。
いやなに。
漫画ではですね。
イタミンがいいよられて

メールとかお弁当とか迷惑そうではあるけど、そこはまだ婚活に興味のあるイタミンのこと。
まんざらでもない感じで、それが実際どうだったのかと楽しみにしていたりしたんですが
・・・なーんだ。
や、美和子さんがいるのにでも引き返せなくて悩む亀ちゃんもそれはそれは楽しみにしておりますがね。<酷い視聴者だな

11で合コンに乗り気じゃない風でしたが、今どうなんでしょうかねイタミン。
独身で行く設定になるのかしら。
それにしても、面白ネタでやってほしいなーと思うこのごろ。<やっぱり酷い

蜘蛛女
絡めとって自分の者に・・・
どっちかというと、犯人さんの方が蜘蛛女っぽいんだけど、恋ってあるってことは、雅美さんの方がそれなんだよねえ。
独占欲がまだそんなにあるとは思えないんだけど、でも、思い込みと勘違いというのは独占欲の延長なのかしら。
タイトルだけ見たときに、他の女に渡したくないとか、憎んでいるんだけど愛してもいる葛藤とか、そういうのを想像してしまったよwww

なんにしても、右京さんの不眠が治ってよかったです。<うまくまとめたつもりか

クリックでそんな漫画版


粗筋
 ある日曜日の夕方。不眠に悩まされる右京(水谷豊)は、予約を入れたメンタルクリニックの扉をノックした。
しかし診察室からの応答がない。
そっと扉を開くと、ドアは内側からガムテープで目張りされ、室内からは鼻を刺す亜硫酸ガスの異臭が…。

 そのころ薫(寺脇康文)は同棲相手の美和子(鈴木砂羽)とお見合いパーティーに参加していた。
参加者が足りないためのサクラ、とは半分言い訳、
実は美和子がお見合いパーティーに参加することを心配しているようだ。
と、そこにはなんと捜査一課の伊丹刑事(川原和久)の姿が。
どうやらマジで参加しているらしい。
斎東リカ(加藤貴子)と七森雅美(中島ひろ子)という女性と話をしている伊丹にさっそく近寄っておちょくる薫。
そしてパーティー会場ではくじ引きでペアを組みカップルを作るというイベントが。
薫は暗い感じの大人しい雅美とペアに、伊丹はなんと美和子とペアになってしまい不機嫌になる。

 雅美との話が弾みだしたその時、右京から電話が入り薫は伊丹とともに事件現場へと向うはめに。
そこでは右京を診断するはずだった精神科医・岸田(日向勉)が一酸化炭素中毒で死んでいた。
部屋には七輪と練炭の燃え残り、ドアがガムテープで目張りされていたことから、どうやら自殺したらしい。
しかし岸田とクリニックを共同経営していた斎藤(近江谷太朗)が自殺する原因に心当たりがない、と言ったことなどから右京は他殺の可能性もあると推理。
そのとき薫が予約名簿に「七森雅美」の名前を発見。
お見合いパーティーで会った雅美のようだ。

 薫の案内で雅美の自宅を訪ねた右京だったが、事件のショックで自室から出てこようとしない。
親友のリカによると、雅美はお見合いパーティーで岸田と知り合い、その後何度かクリニックを訪ねていたとか。
対人恐怖症というのはあくまでも口実。
大人しそうな外見に似合わず、雅美は積極的にアタックしていたらしい。
部屋に閉じこもったままの雅美に業を煮やしたリカは強引に部屋に入ると雅美を平手打ち。
雅美を抱きしめると懸命に力づけようとする。
そんな雅美は薫とだけなら話をしてもいい、と言い出し、潤んだ瞳で薫をじっと見つめる。
なぐさめながらも薫は大いに戸惑う…。

 以来、薫は雅美からメールで呼び出されたり、同じ服を着られたり、お弁当を持ってこられたり、とまるでストーカーのように付きまとわれ大弱り。美和子と同棲しているなどと口が裂けても言い出せず、彼女の前ではいい顔をするのが精一杯…。

 雅美を平手打ちしてまで元気付けようとするリカに不審を抱いた右京は、斎藤に相談。
そこで2人が互いに依存し、執着し合う「共依存症」の関係ではないか、と助言を受ける。
リカが病的なまでに雅美の世話をするのも共依存の症状のひとつ。
右京は共依存の相手・雅美をとられそうになったため、斎藤を殺害したのでは、とにらむ。

 そんな折り、薫が美和子と同棲していることが雅美にバレてしまった。
ショックを受けた雅美は自殺未遂を起してしまう。
病院に駆けつけた雅美の母親・日出子(岩本多代)は雅美の親友リカに原因があると追求。
さらにリカに対して雅美と距離を置くように促す。

「リカさん結婚するんでしょう。雅美のことはいいから、自分の幸せだけを考えて。」

 しかしリカは結婚などしないという。
不思議がる日出子…。
右京はそのやりとりに何か引っ掛かるものを感じる。

 結局、薫が一晩中雅美の病室に付き添い、翌朝疲れきった様子で特命係に戻る。
すると右京は密室のトリックを暴き、岸田の死はやはり他殺だと確信する。
さらに右京は岸田が生前にリカに対して雅美と一緒に住むよう勧めたことが気になる。
雅美とリカが共依存の関係ならば、一緒に住んでしまうと余計に症状が悪化するはずだが…。

 右京は岸田とクリニックを共同経営していた斎藤を訪ね、不眠症の処方箋を出してもらう。
そこで斎藤が近々結婚する予定があることを知る。
雅美の母親は日出子が雅美の親友・リカが結婚するものと勘違いしていた…。
二人の苗字は斎藤と斎東…。
右京はある事実に気付く。

 そして雅美が退院することになり、薫が花束を持って病院を訪れる。
そこで薫は日出子に雅美と一緒に住む決心をした、と告げる。
驚く日出子。
薫は構わず住所が書かれた紙と部屋のカギを日出子に渡す。

 すると後日、薫の自宅に深夜若い服装をした女性が忍び込む…。
手にはスタンガン…。
薫の首にスタンガンが触れそうになったそのとき、

「そこまでです!」

 その手を右京がしっかりと掴み、阻止する。
その女は雅美の母親・日出子だった。
共依存の関係にあったのは雅美とリカではなく、雅美と母親…。
雅美を独占しておきたい日出子は母親からの自立を促した岸田を殺害した。
若い服装をしていたのは若い女性による犯行と思わせるため。
ガムテープによる密室は掃除機を使用したトリックだった。
そして日出子がリカが結婚するものと思い込んでいたのは殺害現場で岸田が電話で斎藤医師から結婚の報告を受けていたからだった。
“斎藤”と“斎東”。
電話で「サイトウ」と聞いた日出子はリカが結婚するものと思い込んでしまった。

 数日後、雅美は母親の逮捕のショックから立ち直れていないようだったが、親友のリカが横に寄り添っていた。
リカはアパートを借りて二人で住み、雅美を立ち直らせると言う。
今度は共依存の関係ではなく、二人が純粋な友情によって成長していくことを願う右京と薫だった。
(つづく)


ゲストとキーワード?
OL七森雅美 / 中島ひろ子
雅美の親友 斎東リカ / 加藤貴子

お見合いパーティー
独身男女の出会いの場。
結婚相手を探す本格的なものから友人を見つける感覚で気軽に参加できるものまで、似たようなパーティーが毎日のように全国各地で開かれている。



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【相棒2 #12】「クイズ王」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason8より第10話「クイズ王」です。
2004年1月14日に本放送がありました。

本日は2話再放送。
1話目は前の日記を参照ください。

感想な回想
コミックスにも収録で、そっちの方が印象強く残っていますね。

誇りを傷つけられた。
こんなんで傷つくのか?という意見もありそうですが。
いやはや、ナニで恨みを買うかわかったもんではない。
ということもあるので、あからさまに否定もできません。
実際、私も、他の人からはどうでもいいかもしれないことでも、自分としてはなんかイラつくわーということがなかったわけではないので。まあ、こんな手の込んだ復習するほどでかい問題ではないのが幸いか。

手錠を掛けられて驚く右京さんというのは、新鮮かもしれませんね。
中々そういう態度を取らないので。
そういう意味では、レアな映像か?
亀ちゃんと二人して電話にひっついて受け答えするのも。
そういう意味では、犯人さんよくやった!という感じがしないでもない。

まだ敵?ながら、客観的に分析して、特命をかばってくれた大河内さんがさりげなく格好いいです。


粗筋
 休日の公園。
薫に呼び出された右京は、いきなり公園の真ん中で薫に手錠をかけられる。
驚く右京に薫は、向こうの要求でこうするしかない、と詫びる。
どうやら何者かに脅迫されているらしい。
すると、薫の携帯に犯人から電話がかかってきた。
ボイスチェンジャーの声の主は右京を呼び出すと、自分の指示に従わなければ公園にいる誰かをライフルで無差別に撃つという…。
 
 実際に風船屋の風船をみごとに射抜いてみるなど、単なる脅しではなさそうだ。
しかもどこにいるのか、右京のネクタイの柄を言い当てるなどすべてを見渡しているらしい。
が、声の主の要求はクイズをやるという。
右京と薫に交互に問題を出し、もし2人合わせて3問間違えたら、公園にいる人間を無差別に撃つという。
そんなバカバカしい…。
薫は怒りを露にするが、要求に従うほかない。

 数学、理科、地理など次々に出される問題に懸命に答えていく右京と薫。
が、薫が2問間違えて窮地に追い込まれる。
が、そのとき前方から巡査が自転車で近づいてきた。
薫が「どうするんだ?」と声の主に聞くとなぜか「何が?」との返答が。
あせる右京と薫だったが、なんとかやり過ごし再び“クイズ大会”へ。
その後、薫も自信を持って答えられる簡単な問題が続きピンチを切り抜けていく。
しかし、「円周率の小数点以下第151位の数字は?」というとても短時間では答えられない問題を出され、右京は「4」と答えたものの時間切れ。
近くにいた男がライフルで射殺されてしまう。
そして、狙撃地点と思われる場所の地面には円周率の数字が書き残されていた…。

 被害者は新進気鋭のデザイナーの佐々木だった。
たちまち右京と薫の責任問題に発展しそうになるが、監察官の大河内が円周率の問題は明らかにわざと間違えさせるために出された問題だ、と指摘する。
つまり犯人は最初から誰かを殺そうと企んでいたのでは、と推理。
いずれにしても犯人は右京らに恨みを抱いている者に違いない。
右京らは射撃の腕があり、恨みを買うような人間をリストアップするが…。

 それにしても犯人は2問間違えたあと、なぜ薫でも簡単に答えられるような問題を続け、最後に円周率の問題を持ってきたのか。
もしかしてわざと3問間違えないように先延ばしにしていたのかも。
さらに右京が間違える直前に公園に現れた佐々木が時計を気にしていたのも気にかかる。
右京は佐々木の携帯を改めて調べ、何者かが佐々木を公園に呼び出したと推理。
犯人は最初から佐々木を殺そうとしたものとにらむ。

 佐々木の妻・佳枝によると、事件当日、佐々木はタバコを買いにと家を出たという。
が、佐々木の所持品にタバコはなかった。
やはり何者かに呼び出されて出かけた可能性が高い。
右京は佳枝から佐々木が結婚前に付き合っていた村瀬真奈美という女性から恨まれていたかもしれない、という証言を引き出す。

 真奈美は角田課長の息子が通っている進学塾の講師であり、同時に視聴者参加型のクイズ番組の女王でもあった。
右京と薫がクイズ番組の収録現場へ行くと、軽く挑戦者を下した真奈美がプロデューサーに「相手が弱い」とこぼしていた。
そんな彼女にプロデューサーも平身低頭。
どうやらかなりお高くとまっているらしい。

 右京はそんな真奈美にずばり「振られた腹いせで佐々木を殺したのでは?」と迫るが、真奈美は平然と事件当日は仕事場の進学塾にいたと証言。
ライフルを撃ったこともない、と右京らを煙に巻く。
挑戦的な真奈美の態度に薫は怒り心頭。
しかしアリバイも完璧なだけに手出しのしようがない…。
だが、右京はその完璧なアリバイを崩そうと狙撃現場へと向かう。

 右京と薫は犯人が狙撃場所として使ったと見られるビルの屋上に行き、あらためて現場を検証する。
右京と薫が犯人のクイズに答えている最中に、近所の交番の巡査が自転車で近寄って来たが、狙撃場所からはその様子が良く見える。
しかし犯人は薫が「どうするんだ?」と問い掛けたにも関わらず、巡査が近寄ってきたことに気が付いてなかったようだった。
こんなにもハッキリと見える場所にいるにも関わらず、なぜなのか?

 真奈美の身辺調査を進めると、どうやら彼女はエリート街道まっしぐらというわけではなかったらしい。
東京大学を卒業後、大手企業に勤めたが、そのプライドの高さが邪魔し、周りの人間とまるでコミュニケーションが取れず、半年でクビになっていた。
そして佐々木が開いていた個展に行った真奈美は、初対面の佐々木にその場でいきなり交際を申し込んだという。
しかしまたしても真奈美の性格が災いし、二人の関係は長く続かなかったようだ。
そして真奈美は自分を振った佐々木に恨みを抱いたようだった。

 右京と薫は真奈美を呼び出し、再び狙撃場所と見られるビルの屋上に行く。
そこで右京は真奈美に自分の推理をぶつける。
真奈美は進学塾の自分の部屋で右京と薫に電話していた。
狙撃したのは真奈美ではなく、真奈美が雇った狙撃手だった。
狙撃場所にはビデオカメラを設置し、真奈美は進学塾の自分の部屋からパソコンでそこから送られてくる映像を見ていた。
そうすればあたかも狙撃場所にいるようなふりをして、他の場所から電話をかけることは可能になる…。

 それを聞いた真奈美は単なる推測に過ぎないと一蹴するが、さらに右京が追求すると、真奈美は佐々木を狙った動機を話し始める。
やはり真奈美は自分を振った佐々木を恨んでいたらしい。
そして右京たちを利用したのは、以前とあるバーでたまたま居合わせた右京に自分の間違いを指摘されたことを根に持っていたからという。
エリートコースを外れている右京に自分のプライドをズタズタにされたことが許せなかったらしい。

 そして事件の概要がすべて判明した後、右京は真奈美に「溜飲を晴らせましたか?」と訪ねる。
すると真奈美は得意顔で「溜飲は“晴らす”じゃなくて“下げる”よ!」と言う。
そして自分は逮捕されるが右京には勝った、誇らしげに言った。
しかしどうやら右京はわざと言い間違えたようだった。
真奈美に残った唯一のプライドまで奪う必要なないから、と。
(つづく)


ゲストと豆知識
大学院助手・塾講師 村瀬真奈美 / 喜多嶋舞

クイズ(QUIZ)
18世紀末のアイルランドで、ある男が友人と「一晩で新しい言葉を作ってその言葉を流行らせることが出来るかどうか」という賭けをした。
その男は賭けに勝つために一晩かけて、町中の道、壁、建物など至る所に「QUIZ」という、当時は誰も知らない4文字の単語を書きまくった。
その結果「QUIZ」という言葉は町中に広まった。しかし皆が「一体この単語の意味は何だろう?」と疑問に思ったため、そこから「QUIZ」は「謎」という意味になってしまった。
それが「QUIZ」の語源と言われている。





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