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**このブログではPR広告を掲載しています** テレビドラマの相棒シリーズの感想を書いているブログです。 *Comment is approval system!*

【相棒6 #7】 「空中の楼閣」

今日の相棒セレクション(再放送)はseason5より第7話「空中の楼閣」です。
2007年12月5日に本放送がありました。

粗筋
美和子(鈴木砂羽)の初めての単行本を担当していた編集者の勝村(大鷹明良)が何者かに殺害された。
勝村の指先が赤く汚れているが、美和子によると原稿の書き込みに赤ペンのインクが付いたのでは、という。

 勝村の同僚よると、勝村は人気作家の庄司タケル(村上淳)ともめていたという。
庄司は勝村の胸ぐらをつかみ、「殺すぞ」とまで言ったとか。
庄司の担当編集者の日高(吉見一豊)は、勝村は自分が認めない相手には誰彼かまわず食ってかかっていたという。
庄司とのケンカも勝村の悪態が原因ではないか。
日高は庄司が怒るのも無理はないと庇う。

 庄司が作家になる前、キャバクラのボーイをしていたころに傷害で逮捕されていたことがわかった。
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は庄司から話を聞くことに。
 高層マンションの最上階に住み、世の中を見下すのはいいもんだ、とうそぶく庄司。
事件当夜は恋人と六本木で飲んでいたというが、あっさりとアリバイは崩れてしまう。

 勝村の死で美和子の初の単行本も中止に。これで有名なエリセ化粧品が工場から有害物質を捨てていた、というルポも日の目を見なくなってしまう。
「花の里」で右京らが残念がっていると、たまき(高樹沙耶)がタケルの「ビター・ラブ」を読んだと本を取り出した。
目を引く装丁だが、美和子の単行本も同じ装丁家が担当する予定だったという。

 その装丁家なら、勝村と庄司が揉めていた原因を知っているかもしれない。
右京らは装丁家の安藤(菊池健一郎)から話を聞く。
作品の冒頭部分を取り上げながら美和子の作品を褒める安藤。
その安藤によると、庄司は「ビター・ラブ」の映画化の邪魔をする勝村に怒りを露にしていたという。
なぜ勝村は庄司の小説の映画化を妨害したのだろうか?

「ビター・ラブ」の主人公が使っていたエリセ化粧品のマスカラが大ヒット商品になっていることがわかった。
おかげでエリセ化粧品は映画のスポンサーとなったが、勝村が準備していた美和子の本には、エリセ化粧品の安全管理体制に疑問を投げ掛ける内容がある。
そこで庄司は勝村に発刊を思いとどまるよう忠告したという。

 勝村殺害の動機も十分、さらに事件当夜、勝村と言い争っているところを目撃されていた庄司は容疑者として拘束される。
庄司は犯行を否定、さらに美和子の作品を「誰も読みやしない」と非難する。
怒った薫は勝村のデスクに残っていたという美和子の原稿を突きつけ、読んでみろと迫るが、そのとき右京が自分が読んだ原稿とは違うことに気がつく。


 美和子に確かめると原稿は7回書き直していたが、装丁家の安藤が暗誦した冒頭部分が書かれたのは、勝村が殺される直前に書かれた原稿だけ。
ということは、安藤は勝村が殺される直前に勝村と会い、美和子の原稿を目にしていたことになる。
 右京らの追及に安藤は犯行を自供。
表紙のデザインを勝手に変えられるなど、いつまでも自分を認めてくれない勝村に怒りを感じての犯行だった。

「ビター・ラブ」映画化発表会見の当日、右京らは庄司に美和子の原稿を読ませる。た
ちまち顔色を変える庄司。
実は庄司は少年時代、エリセ化粧品が垂れ流していた有害物質に苦しめられていた。
 怒りも露に「映画化は白紙」と席を立つ庄司をテレビで見守った右京と薫。
その心はささやかな喜びに満たされていた。

ゲスト:村上淳 菊池健一郎
脚本:岩下悠子
監督:森本浩史


感想な回想

「君が照れることはありませんよ」
何だか照れますなあという亀ちゃんをこきおろす?右京さん。
(多分、右京さんは訂正ってだけなんだろうが、そうは見えないのが右京さんである)
美和子さんの本の評価に付いて、夫として誇らしい。
それでいいのにねえ。さすが右京さんwwwwww

亀子命名!
今回が初だったんですかね。
亀山美和子になったので、略して亀子てwwww
イタミンwwwちょっとwwww
右京さんのように靴踏んづけたりということを・・・見たことが無いだけだったらすいませんけど、美和子さん、イタミンに反撃しないのかなー。
コレ以降も。どーも。とかってそっけない感じだけど。
あれか、しつこいやつは無視するのは一番ってか!wwww

「運が良くなるよ~」
座敷童かとイタミンに言われての反撃
旦那の方もなんか切り返しが面白くなってる件
・・・特命がいれば事件は解決するので、そういう意味では、座敷わら・・おっさんだろー!←

難解な右京さん
たまきさんの本の趣味というか読む傾向というか
この方も切り替えしにかけてはかなり上手ですなあ。
難解な人と暮らしていたからという。つまり右京さんというわけですが。
今回は、思わずむせてしまった右京さんが一番の見所だよ<事件は?

今回もいい人が
今回も、いい人の犯行だなあ。
といっても、美和子さんの本を褒めていたという一点ですが・・・それで十分か。
いや逆に、被害者さんの方が悪人になってるっていうか、ただの悪人というか。
指摘するにしても、もうちょっと言いようってもんが・・・ね。
私もそういういい方されたら、たまりに溜まっていってむわー!!!ってなりそうなので。
同情票も含めてとは言え。だ。

白紙に・・・知らぬが仏
悪い人にも実はお涙頂戴の理由が・・・!あ、被害者の方じゃないよ。
いやまあ、あからさま過ぎて、庄治さんが犯人とはもうはじめっから思っていなかたけれども。
めずらしく、好転方向にもっていく意外な事実というか。
あやうく、仇の片棒を担いでしまうところだった。
というのが、悪ぶってることに対して、こっそり因果応報なのかどうなのか。
美和子さんのおかげでやっと気付いた。ということは、上手いこと隠していたんですねエリセ化粧品(いやまあ、これまで明るみにでなかったから、美和子さんが本にできたわけだけれども)。
庄治さんも、そこまで探さなかったのか。あるいは、お役所に見限られて(公務員嫌いはこの所為らしい)から、お役所の方へ恨みがいってる感じもあったとか。
そうこうしているうちに、それどころじゃなくなってしまったのか。
(なにか大変なことがあったとかではなくて、普通に暮らしていく上でとか、作家の売れとかで)

とはいえ、悪印象の彼にはハッピーエンド?
で、
犯人さんは上でも書いたけどいい人なのに結局だし、
美和子さんの本の販売が実際復活するのか不明っぽかったので、
なんか、こう、やっぱ相棒だなってwwwww



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相棒全シリーズ
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もう、スッチーなんていわない世の中になっちゃいましたね。
これも、男女の問題だったんだっけ?
(保母とか看護婦とかみたいな)

あらすじは下げておきます。感想の後に。

感想

所轄のイタミン
たけしさんがワンコとお散歩で遺体発見!
(余談すぎるが、ワンコかわいい)
シリアスだとぐっと引き締まるんだわこのおっさん。と想っていたら、
次の瞬間に飲み物を飲んでいたら噴出すどころの騒ぎじゃなかった私です。
じゃましないでくれます?とか、右京さんがいるかのような。
(藤沢さん(たけしさん演)も階級としては上だろうと想うので、そして使えるのに問題児なので、そりゃ、対応もカブるか?)
後輩になる市邨さんには喧嘩ごしだしね。

川原さん、やっちゃだめぇええええ!
いずれにしても、テレビ朝日で、刑事物で、殺人課の刑事ってだめだろwwwwww
ただのイタミンですありがとうございます。
しばらくたけしさんもスッチー殺人事件もどーでもいい勢いで食いついてたよねこれwwww
藤沢さんへの理解は、12年かけた右京さんへの理解にはまだ遠いので、
また、当時の風潮なのかなー。荒っぽさが目立っていましたが、
逆に、怒ってるイタミンというか、暴れるイタミンが珍しい昨今なので、
やっぱりありがとうございます。

余談ですが長谷川さんこと国村隼さんもお偉いさんででていますね。
こっちは藤沢さんの理解者っぽいし、全然いい人だけどwwwww

本庁も所轄もダメ
お巡りさんの悲哀?
瑛太さん演じる市村さんのお父さん。
下には下がいるもんで、所轄もえらそうにし雑用押し付けてきたらしい。
家族も手伝わなければいかんかったって、大変だなー。

また上が原因で・・・
昨日に引き続き、上からの圧力って言うか。
結局、お偉いさんの所為で迷宮入りになるのはノンフィクでもかわらんのかと(苦笑)
・・・正義のお偉いさんごめんなさい。ってか?

虚偽完結
昨日の武田保険調査員は、内緒にはしたものの、真実は明らかになったということで、また個人問題としての、お母さんとのわだかまりもなくなって、ある意味ではハッピーエンドだったわけですが。
今日は、最後の最後で、証言翻されて、藤沢さんすらも、真実に確信を得ることが出来なかった。
というのが、なんか辛いですね。
おまけに、病気のことで、無念のまま、また定年すらも待たずしてさようならという結末も。
放送逆でもよかったんじゃね?ぐっさりくるのが後って。うーん。まじめに考えておけってことなんでしょうか。
もっとも、もし生きていたら、迷宮入りになろうがなにしようが、追いかけていたかもしれない、そして解決に踏み切ったかもしれないということを想 うと、未解決という決まった結末に持っていくためには、こう設定するしかなかったのかな。とも思えて。それがどうにもやっぱ酷いなと想ってしまいます。自 分を含めてね。

それにしても、
シャッターを私が押しました。
は、痛快すぎたぜ。

シャッターを本当に押した人
写真屋さんに頼んだのか、メンバーなのか。
写真屋も信者だったら眼も当てられんけど、でも、突き崩せなかったってことはそういうことなんですよね。
参加メンバーが全員明らかになっているのなら、もう一人、いない人がいるはずなんですけど。
逆に、事件とは無関係の人ゆえに、参加しなかったと嘯いてもらったのかなああ。


藤沢と市村の関係性
藤沢さんも、ツンデレじゃないんだよね。
や、後々で、自分から市村さんを遠ざけようとするあたりはそうなのかもしれないけど。
市村さんは、最初こそ無茶というか、考えが読めないことで戸惑ったりはするけど、
はっきり反発はしないっていうのがなんかえらい。
電話するのシーンも、喧嘩腰じゃないし、そのあとの暴行事件に関して、藤沢さんも自分の所為でってあやまっちゃうし。
なんか、ツンデレとかギャップもえにばっかり凝ってる所為で、こういうのがまぶしくもあり、またやっぱ正統ですなーと想ったり。
年齢差というのもあるのかな。方や定年前、方や新入り。
でも、よいコンビだと思います。


ところで、最後に藤沢さんの娘さんを嫁にもらうとかそういう展開はないですか松本先生!www


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短編集で、そのうちの一話。
しかし、短編を2時間でってすごいなww

観終わりましたので、感想なんぞを

武田親子の感動の再会
というか、お母さんがおにぎりを差し入れたシーンからしてすでに涙腺が・・・
いいのかな、これ、三億円事件と一緒にして。
むしろ、それだけでなんか番組汲んだほうがいいのではないかと。
いや、それこそ逆に、三億円事件と組んでよかったのかどうなのか。

タクシー代ぐらい俺が出すのに…
帰りのバスがなくなっちゃうから、おにぎりの差し入れはすれ違いになってしまった件
おにぎり食いながらごめんとつぶやく田村正和もえ←
というか、武田さん、電話でも、実際にあっても、素直にでれる(←)から、余計にね。
田村さんは、よい方なんですけど、役として古畑と、あと、頑固親父のイメージが私の中にあるので、ツンデレするのかなーという思い込みがあったしね。

犯人まっくすっす
・・・まじめに書くと蕁麻疹がでるのでふざけます<どんな言い訳
手越君、犯行シーンから遺体役からなにから、
とにかく噴出しそうになったよ最初wwwwwwww
とはいえ、面白いだけじゃないから、やっぱこいつまっくすっすですよねと改めて。

とある家庭の問題
不良少年が犯人っていうのも、いや、回転のすごすぎる不良少年がいるっていうのもすごい推理だけど(全国の頭がいい不良の皆さんごめんなさい)。
手に負えずに、殺害って、よくある・・・いやないけど、家庭の問題としてはよくあるテーマですよね。
三億円事件というほうが主題であるとはいえ、その組み合わせは意外というかなんというか。
犯人がすでに死亡しているっていうだけなら、ありがちではあるけど、殺害されて、他の事件として入り組んでいると難解さは増しますねー。とか。

犯人の想い
少年は家族にも友人にも愛されていたというのが、ほんのり、でもじんわり、せつなさを落としていますね。
ややすれ違いの気もあるというか。
これからを生きるための三億円。
犯罪とはいえ、うーん。悩んでしまう。

上層部の陰謀
どっかの杉下右京が憤慨しそうなネタですね(苦笑)
むしろ私が調べたいですとかいいそうな。
とはいえ、捜査に穴があったよりは、わざと穴を作った。
というほうが、説明がつきやすいのも事実ではあり。
・・・全国の善良な警官のみなさんごめんなさい。この物語は一部フィクションです。


あらすじは下げておきますねー
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【相棒1 #2】「教授夫人とその愛人」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason1より第2話 「教授夫人とその愛人」です。
2002年10月16日 に本放送がありました。

感想な回想
殺人を犯した痕跡が一切無い
面白い事件ですよね。
犯人じゃない人に、自分が犯人だと思わせるというのは、なかなかできないです。
しかも、これみよがしにその人に罪を擦り付けるわけではなく、証拠自体が一切ないなので、その人どころか、誰にも不可能、いや、犯行があったこと自体を証明することができないという。

一方で、シーズン1ゆえなのか、キャラネタの宝庫だったりします。

見つかれば叱られるでしょうね
米沢「こんなことして叱られませんかね」
右京「見つかれば叱られるでしょうね」
米沢「なるほど、つまり見つからなければ叱られませんね」
なんだこれwwwwwww
米沢さんが、早くも丸め込まれている気がするwww
米沢さんは右京さんに対して尊敬全部(!)なので、わからなくも無いけど。すでにこんなんでしたか。という。

男子トイレで・・・
さて用を足すか・・・というイタミンを羽交い絞めにして亀ちゃんの尋問
事件解決したいんだけど、後半シーズンのように捜査一課は情報くれないので・・・という。
まあ、あれだ、確かに、生理現象ができないっていうのは、大変な問題なので、利用して・・・というのは、よくある手段?でもないか。しかし有効ではある。
・・・腐った方向にも造詣のある私はどうしたら良いのかわからないwwww
亀ちゃんとイタミンの仲(いや、そいう意味じゃなしに)が良すぎ。

亀山のクビと美和子
事件穿り返して、お偉いさん逮捕してさあ大変。
でも、美和子さんはなんだか余裕な感じです。
以前の事件では、あ、そうそう特命係になったと聞いたときは、(人材の墓場なのですぐやめさせられるという話で)ヒモなんて勘弁みたいな感じでしたが。
自分のミスというわけではなく、正義を貫き通したゆえのくびなので、いいんだそうです。
うーん、格好いいですね。
というか、この頃は内村刑事部長もさっさと首だー!!って言ってたんですね。
今でこそ、認めているってことなんでしょうか。
実は、その裏には・・・

クビだけはよしてね
官房長と右京さんの秘密に早くも迫っている?回
内村部長を止めたのは、小野田官房長の一声でした。
右京さんをもっとうまく利用しなさいよって言う、美味い・・・上手い言い方ですね
敵対する関係にこそなっていますが、右京さんに対する理解度は、亀ちゃんより上なのかもしれません。

もう一度組まないか
だが断るお断りします

くびを止めてくれたのに(まあ、右京さんにとってはクビもどうでもいいのかもしれないが)
知らないとは言え、まだまだ冷たい態度。
その裏には、特命係発足となる、ある事件画家関わっていたのでした・・・
というのはまだ先の話の頃ですね。
とはいえ、右京さんも、官房長のことは理解している(正義的に納得はしてないんだろうけどね)感じがあるので、また違う形の亀ちゃんとイタミンのような。そんな風にも取れます。
もっとも、この二人の方が、仲の良さを隠すのが美味いので、当初は全然気付かないですけどね。
ゆえに、映画第2作目は大成功だったといえなくも無い。様な気がします。


粗筋
■あらすじ)
 美和子(鈴木砂羽)とランチを、とひとり高層ビルの最上階にあるレストランに出かけた薫(寺脇康文)。
彼女が来るのを待ちながらふと外を見ると、近くのビルの屋上で今にも投身自殺しようとする女性を発見する。

「ウソだろ、オイ!」。

 あわてて飛び出しビルの屋上で彼女を保護することに成功。
薫はホッと胸をなでおろすが、なんと女性は「人を殺した」とポツリつぶやいて…。

 自らの車の中で男を刺し殺した、という彼女の証言に従い、とある地下駐車場に置かれたままの彼女

の車を調べた右京(水谷豊)と薫だが、死体どころか血痕すらない。
ひょっとしたら自力で病院に駆け込んだのかも…。
薫は現場近くの病院を調べようとするが、例によって捜査一課の伊丹(川原和久)らに邪魔をするなと釘を刺されてしまう。

 女性の身元が大学教授で国家公安委員でもある神林寿一朗(山本圭)の妻・淳子(洞口依子)であることが判明。
その夫・神林によると、今回の一件は精神的に不安定なところがある淳子の妄想だという。
確かに被害者の所在も不明、車からも死体があった痕跡が発見されないとあれば、事件そのものがなかった可能性が高い。
が、正義感に燃える右京は、怒る幹部の目の前で「奥様が気を病まれた理由は?」と堂々と質問する。
神林は平然と自分に愛人がいることがバレてしまい、それが原因で不安神経症になったのだと答える。
一応は納得する右京だったが…。

 淳子が元芸者だったことを知った右京は、かつて付き合っていた性質のよくない男に金を無心されていたのでは、と推理。
薫は伊丹を絞り上げ、淳子が殺したという猪口(林京介)という男の素性を聞き出す。
それによると猪口は現在行方不明、ばくちの借金でその筋の連中に追い回されていたらしい。

 どうやら右京の推理も真実味を帯びてきた。
神林の妄想説に納得がいかない右京と薫は、入院している淳子に車について質問を。
が、その車も神林が忌まわしいと処分してしまったという。
あくまでも「自分は人を殺したと思う」と言い張る淳子に、事件の存在を確信する右京。
しかし、証拠となる車はスクラップ工場で鉄の塊状態に。
お手上げと白旗をあげる薫に、なぜか右京は「別の証拠を探すまで」と自信満々で…。

「私、人を殺しました…。」
大物大学教授の妻の意外な一言に振り回される警察と右京、薫…。
殺人事件は本当にあったのか?
それとも彼女の単なる妄想か?


■プロデューサー
松本基弘(テレビ朝日)香月純一(東映)
須藤泰司(東映)西平敦郎(東映)

■脚本 輿水泰弘

■監督 麻生学

■制作
テレビ朝日/東映

■出演
杉下右京…水谷豊
亀山薫…寺脇康文
宮部たまき…高樹沙耶
奥寺美和子…鈴木砂羽
小野田公顕…岸部一徳
神林寿一朗…山本圭
神林淳子…洞口依子  ほか





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