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**このブログではPR広告を掲載しています** テレビドラマの相棒シリーズの感想を書いているブログです。 *Comment is approval system!*

【相棒5 #8】「赤いリボンと刑事」

今日の相棒セレクション(再放送)はseason5より第8話「「赤いリボンと刑事」
です。
2006年11月29日に本放送がありました。

感想的な回想

そりゃ、-遺族なら知ってるわな?
犯人しか知りえない事実。
じゃないじゃあん(笑)
そりゃ、世間に公表されていないという意味ではそうなんだけど。
事件関係者は知ってると。
っていうか、警察も知ってる事実wwwww

嘘も方便ながら・・・
後々、神戸さんもそういう目に遭うんですけど、そのときは、右京さんめちゃくちゃ止めるんですよね(真相を知りたがっている危篤の人がっていう)。
そのときは犯人が確定していなかったので、嘘を言うもんではない。
真実が明らかになってからいくべきだ。
今回の場合は、どうなんでしょうかね。
真実は明らかになったから捕まえたかどうかはどうでもいいんでしょうか??
そんな風にとれなくもないかなと。

犯人の居ない事件
すでに犯人が事故死していて、捜査自体が無意味だった。
なんともまあ、相棒らしいです。
まさか、捜査を意味のないものにしてしまうとは・・・
真相は解ったとは言え、無駄な努力をコレまでしてきたわけですから。



粗筋
時効間近の橘町事件の犯人と思われる男が、ラジオ番組でその罪を告白した。
男は15年前の事件現場におり、犯人しか知りえない事実をべらべらと並べ立てる。
偶然、ラジオを聴いていた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は事件現場に急行。
しかし、すでに男は逃げ去ったらしく、やはり犯人しか知りえない凶器の赤いリボンだけが残されていた。

事件は15年前、橘町のとあるマンションの屋上で当時女子大生の智世(小出ミカ)が、何者かに赤いリボンで絞殺されたというものだった。
15年前から事件を追い続け、最近病に倒れて入院した高岡刑事(木場勝己)から事情を聞く右京と薫だったが、自分の代わりに犯人をあげて欲しいと懇願される。

高岡の入院と犯人の告白のタイミングが妙に合っている。
不審を抱いた右京は、高岡の入院を知っていた人物を調べ始める。
高岡の娘・ちひろ(馬渕英俚可)は、母の死に際にも捜査を優先した父と絶縁状態。
母の仏壇に報告した以外は誰にもしゃべっていないという。

結局、被害者・智世の両親、元婚約者の西(久松信美)が高岡の入院を知っていることが判明。声の質から西が犯人を装ってラジオに出演したことがわかる。
高岡の入院で危機感を抱いた西が、わざと警察を挑発するような行動に出て捜査を活気付けようとしたのだった。


ラジオの男が犯人でないことがわかり、事件は振り出しに戻ってしまった。
高岡の命が長くないことを知った薫は、ちひろに高岡と会ってやって欲しいと頭を下げる。
が、頑固なちひろは父を許そうとしない。

高岡が病院から脱走した。
橘町の現場近くで保護した右京と薫は、ラジオの男がタクシーで帰ったという情報を高岡から受け取る。
ラジオの男が西だということを知らないらしい…。
改めてマンションの防犯ビデオの画像を確認した右京らは、西と入れ違いで現場にやって来る初老の男を発見する。
西はどうやら男が乗ってきたタクシーを利用したらしい。
では、男は何をしに早朝の現場に車で駆けつけたのか?

西が乗って帰ったタクシーを突き止める右京らは、ドライバーから初老の男について情報を得る。
男は自宅から乗ったらしいが、なんとも大きな自宅だ。
右京と薫はその自宅近くで主婦に聞き込みを。
なんと“赤いリボン”でおなじみの石黒ギフトの社長・石黒(有川博)宅だという。
妻を亡くした石黒には長男がいるが、今はアメリカに留学中だとか。
右京らはその長男が日本で在籍した大学名を聞きだし、伊丹らに身元調査を依頼。
右京らも当時のゼミの教授から話を聞くなど、捜査の輪を狭めていく。

 石黒は右京と薫の前で、例のラジオ放送があった当日、マンションに行ったことを認める。
実は橘町事件の犯人は息子の信也(加々美正史)。
突如、ラジオから流れてきた“犯人の告白”に取り乱し、石黒は現場に駆けつけたのだった…。

 右京らから事実を突きつけられ、最初は否定した石黒だったが、信也が提出した論文から検出された指紋が犯人のものと一致したと知らされるとすべてを告白。
不倫が原因で母を自殺に追い込んだ父を憎み、不倫相手に似ているからと智世を殺害、父への復讐を果たした信也。
しかし、その信也は留学先のアメリカで事件の翌年に事故死していた。

 犯人を突き止めたものの、逮捕はできなかった。
右京と薫は高岡に報告に行くが、思わず薫は「石黒を逮捕した」とウソをついてしまう。
15年間の苦労が報われた。
喜びにむせび泣く高岡。
そんな高岡の前にちひろが現れた。
涙ながらに手を握る娘に、「すまん」と頭を下げる父…。
 その夜、高岡が急死した。
ウソの報告に胸を痛める薫に、右京は高岡が遺した最期の言葉を伝える。
「人生で一番いい日だった」と。

ゲスト:木場勝己 馬渕英俚可
脚本:岩下悠子
監督:和泉聖治




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【相棒5 #15】「裏切者」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason5より第15話「裏切者」です。
2007年1月31日に本放送がありました。

感想な回想
官房長の名台詞キター!!!
っていう回ですね。

シーズン5にして亀ちゃんの正義感に右京さんの方が感化されていたという事実(笑)
やっぱ5シーズン以上超えないと無理なんじゃないソン?<何が
いやむしろ、シーズン5にして、亀山君を傷つけた罪は重いですよ的なアレとも思える。
意外にほだされてるな右京さん。
そういえば、ソンの命がけ?の取引にも折れるし、シーズン11では自ら相棒が欲しいと言い出すし、意外と人情篤いよね。

ゆえに、警察組織の闇という、事件そのものより、最後のシーンのみが強烈に印象付けられている気がします。

キャラでいえば、亀ちゃんの恩師というか、元上司さんが、絡んできちゃうわけですが、
あ、実は、北村さんだっけ?と亀ちゃんの仲に右京さんが嫉妬して・・・とかだと面白い。
・・・そういう意味じゃないよ?<どういう意味なんだよ
ミステリーゆえに、知り合いがろくなことにならないのはまあ、ご容赦下さいだな。

そういえば、峯秋父さんはまだ止めないんだよね
小野田官房長は、やんわりとでも、冷徹に?止めようとするというか、対立って解る体なんだけど、
峯秋父さんは、最後に、特命がやったのかっていうだけで。
しかも、止められたことに苦い顔はするものの、さすがだなーとにやにやするこの余裕wwww
直接対決が怖いわwwww
まあ、立ち位置の問題もあるんだろうけどね。


粗筋
専業主婦の久美子(奥田由美)が何者かに射殺された。
鑑識の米沢(六角精児)によると、凶器はモデルガンの改造銃。銃弾の形などからかなりのマニアではないか、という。
 右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は過去の改造モデルガンによる発砲事件を調べ直し、マニアと思われる岩崎(宮崎吐夢)という男をピックアップ。
当時岩崎を送検した池波署を訪ねる。

 その池波署の組織犯罪対策課には、かつて薫の教育係だった北村課長(金田明夫)がいた。
再会を喜び合った後、北村から事件の説明を受ける2人。
岩崎は改造モデルガンで猫を撃ち、器物損壊で逮捕されたという。
逮捕の決め手となったのは女性の目撃証言だが、実は久美子が目撃者で今回の事件は岩崎の逆恨み?
しかし調書によると、目撃者は久美子ではないという。

 右京と薫が岩崎に会いに行くと、岩崎は右京の質問に逃亡。
薫に拘束されると、取り調べで犯行を自供する。
動機はやはり猫を撃った件を久美子に訴えられたから。
しかし、久美子は目撃者ではない。
岩崎はなぜ久美子が目撃者だと判断したのか?
 岩崎の部屋でパソコンを調べていた米沢は、岩崎が池波署の捜査データをハッキングしていたことをつかむ。
そのデータには、久美子に捜査協力費として謝礼が支払われていた記録があった。

 改めて右京らが北村に事情を聞くと、岩崎逮捕の際、偶然通りかかった久美子が逃げる岩崎と衝突。
久美子ともみ合っているところを拘束したのだという。
それで捜査協力費が支払われたのか。
右京と薫はその調書を預かって帰るが、なぜか北村は激しく動揺して…。

 調書の久美子の筆跡が、久美子の財布にあったポイントカードの筆跡と違うように見える。
疑問を感じた右京は、米沢に筆跡鑑定と指紋の照合を依頼する。

 そのころ上層部では、不正アクセスを岩崎の送検事由から外すという決定が出されていた。
不穏な動きに伊丹(川原和久)ら捜査一課、角田(山西惇)ら組対5課は緊張する。
 さらに右京が依頼した筆跡鑑定、指紋の照合が上層部の圧力で止められた。
結果は出せないが、米沢の目には調書の指紋とポイントカードの指紋は違って見える。
無念さを抱えた米沢からの報告で右京をすべてを悟った。

 薫が北村から調書の返却を求められる中、右京は小野田(岸部一徳)から呼び出される。
池波署は久美子をニセの捜査協力者に仕立て上げ、謝礼を支払ったことにして捜査費を流用。
そんな偽装を知らない岩崎は、事件とは無関係の久美子を射殺したわけだ。
右京はその事実を告発するというが、小野田は例によってのらりくらりと説得。
しかし右京は頑として態度を変えない。

 結局、岩崎は不正アクセスを事由から外したまま送検されることになった。
右京は不正があった久美子の調書と捜査費データの資料を担当検事に直接手渡すという。
となると、恩人でも北村が検察の取り調べを受けることになる。
逡巡する薫はこっそり北村に連絡を入れる。

 大河内監察官(神保悟志)からも圧力をかけられる右京。
そのころ調書を手に北村を待っていた薫は北村の部下に襲われ、激しい暴行を受けた末、調書を奪われてしまう。
 重傷で入院した薫を見舞う右京。
そこに北村が現れた。
右京と美和子(鈴木砂羽)を部屋から出し、1対1で説得する薫。北村は涙を流し、ついに…。

 池波署が捜査費を裏金化した事実が明るみに出た。
それでも捜査調書のねつ造は久美子の証言がないから、と小野田らは闇に葬ろうとする。
しかし、右京は襲われた薫のジャンパーに残っていた暴漢の指紋と調書の久美子の指紋を照合すると主張。
久美子の遺族が指紋照合のために、本物の調書の情報開示請求を出すだろうという。
情報開示請求を出されては警察庁長官に傷がつく。
小野田らはねつ造した捜査調書で久美子が殺されたことも認め、北村らの処分で済ませることを選択する。

 退院した薫を迎えた右京。
そこに小野田が現れ礼を言うが、右京らは何も言わず去って行く。
2人を見送る小野田は美和子につぶやいた。

「特命係は杉下が動かしているとばかり思ってました。しかし、実は君の旦那様だったんだねえ。亀山、薫君…」。

ゲスト:金田明夫
脚本:櫻井武晴
監督:長谷部安春




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【相棒5 #3】「犯人はスズキ」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason5より第3話「犯人はスズキ」です。
2006年10月25日に本放送がありました。

ゴ−ルデンボーイ、
シンデレラの靴、
犯人はスズキ、
殺人生中継
で放送しています。
前二つに付いてはこちらで
http://tokumeigakari.no-mania.com/no/1103

感想な回想
法の裁き以外は、正義ではない。

それが、とっても、とっても、とっても、遺体事件であります。
右京さんも今回ばかりは、怒れない。
というか、まあ、本当に同情的というか、いい人の犯行(言っていて矛盾しますけど)の時は、怒りませんよね右京さんも。

これも傑作なんでしょうね。何度か再放送をみたので覚えています。
町内のおじちゃんおばちゃんという人情者だけに、余計に涙腺緩む・・・

犯人は自首しようとしたけど
町内のみんなは止めたという。
それで説得されてやめちゃった犯人さんも犯人さんだし、
犯罪を犯した人を匿う町内のみなさんもみなさんだけど。
ああ、事実文章って冷たいわねー。
文そのままだけなら、右京さんも怒れただろうにね。

おそらく、多くの人が、彼らのような立場になったら、庇い立てするだろうに。
ある意味それは多数決であり民主主義であり、ひいては正義でも良いかもしれないのに。
それを装ったバカどもがでないとは限らないがゆえに、それは、悪とするしかないのです。
切ないな。

冒頭で、たまきさんがお豆腐を買っているほんわかしーんが、余計に、際立たせますね。



粗筋
柳瀬町の神社で白坂(白石タダシ)という男の他殺体が発見された。
偶然事件を聞きつけたたまき(高樹沙耶)から連絡を受けた右京(水谷豊)は薫(寺脇康文)とともに捜査に乗り出す。
聞き込みから白坂は殺される直前、同じ町内会のスズキと言い争っていたことが判明。
右京らはスズキを探すが、引っ越してきたばかりで町内会長の池之端(高橋長英)らも居所を知らないという。
スズキと思われる男がコンビニに残した指紋から、空き巣の現行犯で逮捕された江島(加島祥全)であることがわかった。
江島が逮捕されたのは3カ月前。
ちょうどそのころここ柳瀬町でも空き巣が捕まっている。
まさか江島が柳瀬町で…!?

 江島の遺体が自宅で発見された。
どうやら首を吊って自殺したらしい。
やはり江島は3カ月前、柳瀬町で白坂の家に空き巣に入ったところを町内会の住民によって捕まっていた。
江島を捕まえた住民とは、スズキの釣り仲間・堂本(斉藤暁)だった。
が、堂本はスズキが江島と同一人物だったとは気づかなかったと苦しい言い訳を繰り返す。
堂本はかつて警察官として柳瀬町の交番に勤務していた。
それだけ柳瀬町には愛着もあるはずだ。
その堂本がなぜ町を荒らした空き巣犯を庇おうとするのか?
右京らの追及に堂本は怒り出して…。

 右京と薫は江島が盗みに入った白坂の家へ。
そこで30年近く前の人気アニメ「マジカル・リリィ」のキャラクターグッズを見つける。
が、白坂に子供はいなかったはずだ…。
右京は古い新聞を調べ、柳瀬町で24年前に小学生の少女が殺害される事件があったことをつかむ。
結局犯人は見つからず10年前に時効になっていた。

 右京は町内会のメンバーを集めると、事件の真相を説明する。
実は白坂殺害の容疑者スズキはもともと池之端ら作り出した架空の人物。
すべては白坂を殺害した真犯人・池之端を庇おうとして、町内会のメンバーが発案したものだった。

 なぜ彼らは池之端を庇おうとしたのか。実は24年前に殺された小学生は池之端の娘・桃代だった。
町内会のみんなが愛していた桃代を殺したこと犯人を誰もが憎んだが、結局時効に。
しかし、江島が白坂の家に空き巣に入り、桃代(清水舞)が使っていた文房具を盗み出したことで白坂が犯人とわかってしまった。
問いただした池之端は思わず白坂を殺害、一緒にいた堂本は自首するという池之端を説得。
町内会のメンバーにスズキという男を犯人に仕立てようと提案したわけだった。

 スズキさんは架空の人物じゃない…。
 本当にスズキが我々の無念を晴らしてくれたような気がする…。
切ない思いを口にする町内会の人たちに、右京はつぶやいた。
「それが本当だったら、どんなにいいでしょう……」。

ゲスト:高橋長英 斉藤暁
脚本:岩下悠子
監督:森本浩史





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【相棒5 #2】「スウィートホーム」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason2より第5話「スウィートホーム」です。
2006年10月18日に本放送がありました。

感想な回想
カクテルのほうだと思ったwww
薫ちゃんの家購入失敗事件。
亀山夫妻にとっては、”甘い話にご用心”だったわけだ。可愛そうに。
まあ、いずれサルウィンに引き取ることを考えれば、購入しなくてよかったんじゃないの。
というのは、慰めにもならないかな。

一難去って
薫ちゃん、サウナに閉じ込められる。
亀だけに、干からびる寸前<うまくないよ
右京さん文字通り危機一髪ですな。
そういえば、最近のシリ-ズでは、危機一髪は減りましたよね。
別に傷ついて欲しいわけじゃないけど、そういうスリルはあってもいい。

前の前の主人の事件
なんとも不憫な天城さんである。
事件に関係ない上に、隠し財産も知らなかったと思うし。

開けて悔しき玉手箱
「欲に目がくらんでいたのはあなた方のほうだったようですね」
知った時にはお宝はすでに無い・・・なーんてのは宝探しの基本ですからね。
ただし、金銀財宝という意味でなければ、スウィートホームはまさしく彼女らにとってはお宝だったわけですが。
犯人が前向きになるという、めずらしくハッピーエンド寄りな話。だと思う。



粗筋
 薫(寺脇康文)が古い洋館を破格値で購入した。
その洋館は悪魔崇拝の研究家で、暴漢に殺害された天城(星野晃)がかつて住んでいたもの。
まさに天城はこの洋館で殺されていた。
以来、幽霊屋敷との噂も流れたが、幽霊など信じないと笑い飛ばす薫。
しかし、深夜美和子(鈴木砂羽)とともに不気味な幽霊を目撃してしまった! 

 が、翌朝、洋館を調べた右京(水谷豊)は幽霊がニセモノだとあっさり断定、だとすると、何者かが侵入したことになる。いったい何の目的で?
 右京らは洋館で起きた天城殺人事件を調べ直す。
犯人の富田(久保田芳之)は天城と刺し違えて死亡。
武器が天城家にあった斧だったことから、富田の目的は天城殺害ではないことがわかる。

 かつて富田が務めていたカフェを訪ねるが、店主の久美子(夏生ゆうな)は履歴書に書かれていること以外はわからないという。
右京らはカフェの前に富田が勤務していた工務店で富田が糸川(山田百貫)というすでに死んだ老人と仲が良かったことを知る。
老人の死を看取ったのも富田だったとか。
糸川を調べた右京は、糸川が倒産した糸川興産の社長で天城の前の豪邸の持ち主だったことをつかむ。
糸川興産の元社員によると、倒産で一家は離散。
2人の娘もどこかへ引き取られたらしい。
が、糸川は豪邸のどこかに財産を隠していると豪語していたとか。

 死神の扮装をした2人組が薫の家に押し入ってきた。
薫をサウナに閉じこめると、美和子を縛り、シガールームの天使の絵が描かれている床を堀り始めた。
脱水症状を起こし、意識が遠のく薫。
床に転がされた美和子も脱力感に襲われるが、そこへ不動産屋の町子(国分佐智子)が現れた。
が、町子は美和子を無視すると穴を掘る死神=久美子とタカシ(松嶋亮太)のもとへ。
久美子をあからさまに非難する町子だが、タカシは久美子を庇うと町子も薫夫妻も殺して財産を奪うと言う。
さすがに臆する久美子。
町子は隙を見て逃げ出すが、そこへ薫と美和子を助けた右京が現れた。
苦しみながらも怒りを露にする薫にタカシはおとなしく降参してしまう。

 実は町子と久美子は死んだ糸川の娘。
右京の推理どおり、財産の隠し場所を知った富田が町子に接近、続いて久美子に近づき、見返りに1000万円を要求したという。
久美子は富田に隠し場所を確認するよう頼んだが、逆に天城に殺されてしまった。
事件を知った町子は不動産屋に就職、豪邸の担当になり財産を守っていたという。
富田によると財産の隠し場所は「天使の下」。
しかし、シガールームの「天使」は薫が作ったもので糸川は知らない。

 右京はローマ人が「天使の木」と呼んでいた月桂樹の木があったところではないか、と推理する。
そういえば町子と久美子は幼い頃月桂樹の木に登って遊んでいた。
さっそく掘り返してみると、箱が出てきた。
が、中からは金ではなく幼い町子らが描いた父の似顔絵やぬいぐるみ…娘たちの思い出の品々だった。
「どうやら金に目がくらんでいたのは、あなた方だったようですね」。
 父の思いを噛みしめた町子と久美子は幼い頃の思い出を胸に、新たにやり直すことを誓ったのだった。

ゲスト:国分佐智子 夏生ゆうな
脚本:古沢良太
監督:森本浩史
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【相棒5 #17】「女王の宮殿」

本日の相棒セレクション(再放送)はseason5より第17話「女王の宮殿」です。
2007年2月14日に本放送がありました。

感想な回想
女王様の苦労と悲哀かな。

冒頭の置いてきぼりもよく覚えていますよ。
このコロはまだイタミンが悪いやつだったなあ。

しかし、右京さん、あーた誰かの旦那とか初恋の人とかになんでそっくりなの?w
シーズン11でもありましたよね。お正月SPで。
でも、そういうのっていいよねって思います。
や、右京さんそっくりさんが世の中にたくさん居ることではなくて(笑)

罪を犯そうとしている時に、止めに来てくれたかのような錯覚っていうか。
本当は止めてほしいんだけど、自分ではやっぱり憎しみは抑え切れなくて、
でも本当にいいのか悩むところもあって。
女王様といえど、なんでもかんでも余裕で決められるわけではない。と。

それにしても、孫のタケルってwwwwなんか妙な因縁を感じますよね。
ソンのモデルは彼かしら?なんてww


粗筋
 伊丹(川原和久)の嫌がらせで、山中に置いてけぼりにされてしまった右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)。
近くにあったファッション界の女王・モナミ(大空眞弓)の屋敷で雨宿りをさせてもらいつつ、偶然開かれていたパーティーに出席する。

 2色の十二星座を模したグラスマーカーがついたグラスを手に会場を見回すと、モナミの娘たちなど出席者の誰もが金のためモナミのご機嫌をとっている。
そんな中、右京と薫はモナミの孫タケル(中村咲哉)から逃げたペットのハムスターの捜索を頼まれる。
屋敷を探しているうち、出席者たちの腹黒い狙いを垣間見る右京と薫。
しかし、肝心のハムスターはさっぱり見つからない。

 右京と薫は客の一人で画商の服部(下元史朗)から今は亡きモナミの夫が買い集めた絵画のコレクション…一条コレクションについて話を聞く。
今も大量の絵が屋敷にあるらしいが、モナミが秘密の保管庫にしまってしまい、今は見ることができないという。

 キャビアを食べた右京と薫はその味のひどさにびっくり。
そんなキャビアや使用人の少なさ、執事がスコッチの瓶を移し替えていたことなどから、右京はパーティーが安物の虚飾の宴であると見破ってしまう。
モナミもこっそり事実を認めると、いくら女王のご機嫌をとっても寄付する金も、独立を援助する資金も出せない、滑稽だと自嘲した笑みを浮かべる。

 ハムスターを遊戯室で探していた右京は、ダーツの得点ボードに目を留める。
「W」、「H」、「K」…。
「W」は男性モデルの和田(加藤仁志)、「H」は画商の服部に違いない。
となると「K」は?
服部に確認すると、モナミの遠縁で高校で教鞭をとっていた「加藤」という男だという。
ふと見るとタケルの父・行長(長棟嘉道)が腕時計をなくしたと騒いでいる。
そういえば服部も高級ライターをなくしたと言っていた。
右京はそんなささいな騒ぎに敏感に反応。
パーティーに出席している人たちの人数が合わないと言い出す。

 パーティーの出席者を集めて人数合わせをする右京。
出席者は右京と薫、そしてモナミを除くと全部で19人。
一人ひとり素性を確認すると、18人まで確認できたが、テレビ局のプロデューサー、モナミの遠縁の「加藤」、かつて一条に世話になったホテルの支配人の3人が確認できない。
つまり、一人で3人の人物を演じている男が浮かびあがった。
右京らにグラスを渡しながら「山本」と名乗った男だった。
実は「山本」は棟方という窃盗の常習犯。
服部のライター、行長の腕時計も彼が盗んでいた。

 2色の12星座のマークがついたグラスは全部で24個。
その引き算から主席者は19人と判断した右京のお手柄だった。
そのときタケルが現れると、コップでジュースを飲み始めた。
それを見た自らの失態に気づく。
19個のグラスを使う客の一人にタケルも入れてしまっていたのだ。
ということは、もう一人見知らぬ客がいることになる。

 右京らは止まっていた謎の車から、恐喝の前科があるフリーライターが来ていることを突き止める。
さらに料理人がモナミから炭焼きの料理を用意しろと言われたことから、モナミがフリーライターの男を保管庫に閉じこめ、一酸化炭素中毒で殺害しようとしていると察知。
右京はモナミを説得、保管庫の場所を突き止め男を救うと、同じ保管庫に隠れていたハムスターも保護する。

 保管庫にあった絵画を売りながらやりくりしていたことで恐喝してきた男を殺害しようとしたモナミ。
パーティーも右京らを誘ったのも、すべてアリバイを作るためだった。
右京のセンスの良さ、明晰な頭脳が死んだ一条にそっくりだというモナミ。
「生まれて初めて人を殺そうとした日に、主人によく似たあなたが現れて、それを止めてくれた」。
 モナミはそう言うと、右京と腕を組んで連行されていった。

ゲスト:大空眞弓
脚本:戸田山雅司
監督:和泉聖治



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